みんなはどれくらい?カフェの開業資金4つの内訳

 

こんにちわ起業マンです(`・ω´・)ノ”

飲食店を開業する人は年々増えていますが、その人気を二分するのがラーメン屋。そしてカフェです。

一見正反対にも見えるこの二つですが、共通するのは特殊なスキルがいらず小規模から始められる事。要するに手軽でカンタンというイメージですね。
そして毎日セカセカ汗と情熱を注ぐ男っぽいラーメン屋に比べカフェは

  • カッコイイ
  • オシャレ
  • のんびりライフ
  • コーヒーが好き
  • ケーキが好き

というようなイメージがあり今でもカフェの参入はあとを経ちません。

さてそんなカフェですが、実際やるとしたらいくらくらいかかるのか。
また100万円ほどの低資金でも出来るものなのか。
詳しく紹介していきますね!☆

 

開業資金の目安

もちろん出す店の場所や規模によって全く変わって来てしまいますが、
居抜き物件を選び内装工事などは自分でやってしまえば安くて200万円ほど。
逆に都内で内装や設備、椅子やテーブルなど細かいところまでこだわれば1000万円を超えます。

カフェ開業の平均

思いもしないところでお金がかかってしまったり、どうしても妥協出来ない部分が出てきますので、かけようと思えばいくらでもかけられますが、

一般的な開業資金は500〜600万円というところでしょう。

 

開業資金の内訳

開業資金は大きくわけて4つに分けられます。

 

店舗の賃貸費用

開業資金のほとんどを占めるのが賃貸費用。立地にも寄りますが都心だと半年〜10ヶ月くらいの保証金がかかりそうです。家賃も15万円前後でしょうか。
また都内の一等地ならば「保証金1000万円」も珍しくないですね。

またラーメン屋などと違って、カフェは基本のんびりくつろげる空間ですから回転率はあまり良くはありません。

立地のいい場所でも店舗が狭ければ来客があってもすぐに満席。なかなか売り上げを伸ばせませんし、単価の低いカフェに高い家賃はかなりのリスクですね。

一等地に出せばいいというわけじゃないし安ければいいというわけでもありません。

集客の見込みとのバランスがとにかく大事ですね。

まとめると
1ヶ月分の前家賃と仲介手数料、敷金や保証金として賃料の6〜10ヶ月分のお金が必要。賃貸費用の目安は100〜500万円となりそうです。
田舎でやるなら30万円程度でもあります。

内装工事

次にかかりそうなのは内装工事。水道からガスまで何もない状態で1から作るのであれば1000万円かかることもありますし、前が飲食店だったというようなところであればある程度は工事が少なく済みます。

またカフェであれば自分自身で内装工事をしてしまう人が多いですね。
手作り感が出ますし自分の理想通りに描ける。なにより自分で作った方が楽しいし愛着が湧きますよね。

そうやって節約していくことは可能ですが、逆に時間がかかり過ぎたり、出来が悪いと安っぽくなってしまう事もあるので、プロに任せた方がいいのかどうかはなんとも言えないところです。

まとめると
厨房を改造したりクーラーを取り付けたりとしていけば300万円以上。
自作したり居抜き物件などであっても100万円は見ておいた方が良さそうです。

設備

シンク、厨房機器、エスプレッソマシン、オーブン、空調設備、冷蔵庫、製氷機、食器、椅子、テーブル、家具やインテリアなどカフェにも多くの設備費用がかかります。

全て新品で揃えたら恐ろしい費用になるので、ほとんどの人は飲食店専門のリサイクルショップから揃えます。
大体は3分の1ほどで済んじゃいますね(80万円する製氷機も20万円ほどで売っています)

また高額な厨房機器をリースするという手もありますね。例えば300万円の設備ならば月々6万円ほどで借りられます。
長く使うのなら買った方がいいのは当たり前ですが、リースなので経費で処理が出来て節税になりますし、故障の保証もきくので安心感もあります。

まとめると
リサイクルショップで一式集めれば2、300万円で揃います。
また他から譲り受けたり椅子やテーブルも作ってしまったり安いものを改造など工夫次第で安く抑えることが出来ます。

運転資金

開業してスグに軌道に乗る店は少ないでしょう。

  • 初めは来客がなかったが口コミで少しずつ広がって来た。
  • 赤字続きだったがスタンスを変えずやり続けていたら1年後にTV出演。来客がドカンと増えた

どんな店にも成功するまでのストーリーがあります。
成功する時はある日突然ドンと爆発することもあれば一人ずつファンを増やして行く場合もありますが、いずれにせよそのブレイクまでに時間がかかります。

多くの人は初月から黒字経営をする自信満々で、店を出す前に資金を使い果たしてしまいますが、一番大事なのは実はこの運転資金です。
これがなくてやり続けてたら成功したかもしれないのに多くの人が途中で力付きますね。

まとめると
運転資金の目安は6ヶ月から1年分のランニングコストが必要です。
ランニングコストとは家賃や人件費、材料費など、お店を継続させるための費用です。100万円以上は用意しておきたいところですね。

 

 

開業資金100万円

資金はかかるものではなくかけるもの。逆を言えば資金を比較的かけずに始める方法もあります。

田舎でやる

ちなみに伊豆の海沿いで物件を探てみたら驚きました。敷金2ヶ月で家賃5万円程度で物件が出されています。
元飲食店などを探せば100万円前後で開業する事も可能でした。

しかし安いにはそれなりの理由があります。一番の問題は人がいない。特に海沿いだとオフシーズンが悲惨ですよね。
また、田舎に住むって結構ヒマですよね。本当になんにもないんですよ。僕はエセ都会っ子なのでキツそうでした。

しかしメリットもあります。まず家賃が少ない事。ガンガン宣伝して頑張らなくても赤字のリスクは少ない分、のんびりライフが出来ることですね。
そしてサーフィンやってる人だったら最高ですね。のんびりカフェやりながら毎日海に行けるし仲間も呼べます。

 

移動カフェ

焼き鳥屋さんみたいな形で車内に施設を設けた移動式カフェという方法もあります。
店を持つより遥かに資金は抑えられますし、なにより家賃がないのが最大のメリットです。ようは売れなくても倒産、借金にはならないということですね。

移動販売車のことを「食品営業自動車」と言いますが、もちろんこれをオーダーメイドすると余裕で300万円を超えますが、これも中古で探せばかなり安く手に入ります。(購入する人が限られてるためなかなか売れず安価になっている場合が多い)

設備の整っている移動車に手作りの看板を掲げれば100万円でも開業が可能です。

資金をかけるという事は楽をする事。
お金をかけずにいかに手間と工夫をかけるかが商売の醍醐味となりますよね!

 

資金まとめ

自分の理想のお店を作ろうと思ったらいくらあっても足りませんね。
多くの妥協をしながら、時には工夫し手を加えながら資金を抑えて行く必要があります。

その中でも一番大事な事は「お金をかけたからといって成功するとは限らない」という事。
資金をかける多くの場合はその人のエゴ、見栄、自己満足がほとんどで、せっかくお金をかけたところもお客さんからみたら本当はどうでもいいことだったりするのかもしれません。

カフェをやるならこれは必要だろうと安易に決めずに、自分の店をやる理由と、来てくれる人の気持ちになってそこに資金を使って行きましょう。

 

 

レッツ起業!!