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以前ブレイクを果たしていたにも関わらず、めっきりテレビに出なくなってしまったり、大きな問題を起こしてしまった芸能人が先生として登場し、当時の真実やしくじってしまった理由などから「俺みたいになるな!」と教えてくれるバラエティ番組「しくじり先生」。
懐かしのあの人達の現状や当時の真実を知ることができるので楽しめる番組ですし、テレビでも本でも普通なら成功談しか聞けないのでやはり大きな失敗をした人の話は貴重だしタメにもなります。また、やっぱり人間の心理的にどうしても落ちてしまった人の不幸話はどうしても面白かったりするんですが、先生役の芸能人にもそれをキッカケにまた新たな再ブレイクの機会を与えているとってもいい番組です。
またゲストも豪華でパンクブーブー、麒麟、ジャルジャル、おかもとまりなどのブレイクしてすぐに消えてしまったお笑い芸人や、藤崎奈々子、さとう珠緒、元木大介などの懐かしのあの人まで出てきましたが、今回はその中でもしくじり先生がゴールデンに移る時の深夜枠最終回が神回だと注目を受けました。
最終回のしくじり先生はオリエンタルラジオのあっちゃんこと中田敦彦。一度オリエンタルラジオの2人で登場したことがありますが、とある理由から再度登場しました。そしてこれがかなり心を震わす回で、私も何気なく見てたんですが途中から釘付けになって見てしまいました。
というわけで今回はこのオリラジのあっちゃんが語った言葉をまとめてみました。これは芸能界だけでなくビジネスにも当てはまりますし、さらには人生にとっても大切なことがとってもつまっています。
是非参考にしてみてください。
目次
しくじり先生 俺みたいになるな!中田敦彦の回
しくじり先生には2度目の出演。さらにしくじり先生はゴールデン進出ということで深夜枠では最終回という特別な回に出てきた中田先生。それにはこんな理由がありました。
オリエンタルラジオは2005年にデビュー。同年にはエンタの神様にて「武勇伝」のリズムネタで一気にブレイクし、その流れにノッて冠番組まで持つようになりました。
エンタの神様といえばたくさんの芸人を発掘しましたがその分寿命が短く、またお笑い芸人といえば下積み時代を経て徐々に登っていくようなイメージがありますが、そういった意味でもオリエンタルラジオはデビューしてすぐブレイクしたというとても異例なコンビと言われています。
しかし、デビューしたてで芸歴も短い中で番組をいくつもこなせるわけもなく、視聴率も下がっていく一方。次々に打ち切られていってしまいました。
そんな経験をした中田先生は、深夜枠からゴールデンに進出することがどれだけのことか。そして、ゴールデンの番組を3つも潰してしまった経験のある中田先生は、これからゴールデンに行くしくじり先生がしくじらないように、一言言いに来たのでした。
壇上に立った時からいつもと少し違う中田先生。殺伐と、まるでこれから戦場に行く男のような表情から出される言葉の一つ一つに重みがあり、誰もが納得することばかりです。
それではそんな名言を紹介していきます。
1、天狗は何度でもなる
しくじり先生がレギュラー放送になってから初回の先生を務めたオリエンタルラジオ。その回は初回にして神回と呼ばれ、かなり盛り上がっていました。
もちろん中田先生のもとにも反響が多く、ことあるごとに色んな場所でしくじり先生で沸かせた自慢をし、また、この後の放送でこれ以上のも盛り上がりはないなと、またもや天狗になっていました。
しかし、しくじり先生はその後もさらに好調。とうとうゴールデンに進出するほどまでの人気番組になってしまい、その事態に気づいた中田先生が言った言葉です。
「(前回出た時に)あれだけ侮るなと言っていたが、また天狗になっていた。天狗は何度でもなる!!」
何度も同じ失敗をしては悔やんで、二度と同じ過ちを侵さないと決意しても寝て起きたらまた繰り返す。バカだなぁと思いながらも、思い返せばこんな経験はありますよね。
パチンコやタバコなど辞めたくても辞められないような依存症も全てこれですよね。これだけ我慢出来たのだからとすぐに天狗になってしまう人を良くみます。人間関係でもよくありますね。
普段から「自分は大丈夫」と謙虚を忘れないようにしてても、実際に自分にいい風が吹いている時は、悪かったことを全て忘れてしまいますが、そんな時こそ謙虚になることが大事です。
2、しくじらないで生きていける人間なんているか
この言葉は初回の時に言った言葉ですが、テレビは特に一度の失敗で一気に転落してしまうことがあります。
それをみて我々は「絶対に失敗したくない」と心の底から思うようになり、日本国民誰もが失敗を恐れて慎重になっていますよね。
しかし、その反面、チャレンジする勇気を誰もが失っていってしまいます。一生懸命やって転んだらかっこ悪いし、周りからも批判をされたり叩かれたり、そうなるくらいなら何もしようとせずに現状維持でいいんだと必死になります。
しかし中田先生は、このしくじり先生を通して、一度失敗してテレビに出なくなってもなんだかんだやっていけてるんだぞという所を見せ、視聴者に「あぁ、しくじってもいいんだ」という想いを伝えていました。
挑戦することはカッコ悪いことではないし、何かをしたいのに諦めて今のままでいることが自分自身の人生にとって一番の失敗のように感じませんか?
そしてもし失敗しても死ぬわけじゃないし、それでも諦めずに頑張っていればまた中田先生のようにまた這い上がれる。
さらに、失敗を経験した人が再び這い上がった時には負けることを知っているから今度はそうカンタンには失敗しない強さを手に入れることが出来ます。有吉先生もそうですし、サイヤ人も死を乗り越えるほど強くなりますよね。
3、少人数が勝つ
未来を先読みできるほどの先見の明を持っていた徳川家康の幼少時代にこんな話があります。
あるところにケンカをしている子供達がいました。そのケンカは河原で行われ、落ちている石を投げてぶつけ合うという対戦方法だったのですが、片方は少人数に対してもう片方は大人数でした。
普通は数が多い方が有利と感じますよね。しかし一見すでに勝負あったように見えるケンカですがそれを見ていた徳川家康は「この勝負少人数の方が勝つ」と言い放ちました。
なぜなら、圧倒的に不利な少人数のチームは、全員がこのままじゃヤバイと意識しているので死にものぐるいです。本気になって絶対に当てる気で石を思い切り投げるでしょう。
が、大人数のチームはその優勢故に必ず侮る。少人数チームほど一投一投に神経を研ぎ澄ませることもないし、当たればいいやくらいの気持ち。さらに、これだけ有利だともはや「勝てる」と思い込んでいるために、「絶対に勝つ」という気合はなくなり、「出来るだけ怪我をしたくない」と逃げに回ってしまいます。
つまり、少人数の方が、圧倒的に不利で追い込まれている時の方が一人ひとりの士気が高くなるということを言っています。
人生安全な道ばかり通っていたり誰かに守られていると、本当はもっと力が出せるのにその能力を使わなくなってきてしまいます。これは会社でもそうですよね。
安定している立派な会社で、自分の変わりがたくさんいるような環境で仕事をしているよりも、独立したり小さな会社で仕事を完全に任せられている状況は自分の力を引き出すことが出来ますし、チームワークも良くなっていきます。
教訓としては、常に自分を追い込んでいくこと。また足りないものに不満をもつのではなく、今あるものでも全力で取り組んでいくことが成功の秘訣のようです。
4、何が成功するかは誰も分からない
どの仕事にも通じることだと思いますが、成功する理由というのは分からないもので、絶対にうまくいくと思っていたものが失敗することもあれば、「なんでこれが?」というようなものが上手くいくことがよくあります。
そんな時に、「ほら俺の言った通りだろ」と自信気に語る人が出てきますよね。しかしその理由のほとんどは後付けだったりするんですけど。
そして問題なのが、こういう人はもしこれが失敗した時でも「ほら俺の言った通りだろ」と、なんと同じことを言います。そして「このままじゃ失敗すると思ってたんだよ」とまた後付けしてくることもありますよね。
つまり、成功は1つの結果でしかなく、その経験を絶対的な成功論のように語る人もいますが、結局のところ何が成功するかなんて言うのは誰にも分からないということなんです。
こう考えると、世に出ているビジネス書や成功論、はたまたセミナーなどは全て当てにならないとも言い換えられますよね。
ホームレスから這い上がって年商60億を稼いだある社長は、その経験から「どん底からの成功法則」や「一生お金に困らない金儲け」などの本を書いてきましたが、経営不振のために倒産してしまいましたが、まさにこのことだなと思えます。
一度成功したからといってまた成功するという確証もありませんし、また今は成功したとしても時がたてばまったく機能しなくなることもあります。それではどうしたらいいのか。それは、まずはやってみて、検証をしてまたやってみる。常にテストをしながら臨機応変に軌道修正をして繰り返していく他にありません。
5、いくら金と人材を積んでも絶対終わる
起業する時なんかによく聞く言葉ですが、起業して成功するためには資金と人脈が必要なんて言いますよね。
オリエンタルラジオがゴールデンの冠番組を持った時には、1流の作家、1流のスタッフ、1流の局という最強の状態で、さらに当時人気絶頂だったオリエンタルラジオが司会。失敗する要素が見当たりませんでしたし誰もが成功すると思っていました。
しかし結果はお分かりの通り、まさかの短期間での終了してしまいます。
また、これと似たような話があります。
[3800シェア]秋元康・松浦勝人・見城徹・藤田晋のドリームチームが新設した株式会社gift、3億4200万円の赤字を出して身売りしていた | netgeek http://t.co/TxlBNL7rW2
— netgeek (@netgeek_0915) 2015, 7月 30
DRESSという雑誌会社「株式会社gift」の創業メンバーが豪華すぎると話題になりました。
- AKB48のプロデューサー秋元康
- サイバーエージェント藤田晋
- 雑誌「STORY」の編集長山本由樹
- 幻冬舎見城徹
- エイベックスの松浦勝人
パッと見るだけでもかなり最強メンバーですよね。業界でも誰もがスゴイことになると確信していましたし、もちろん誰も失敗するなんてことは頭によぎることすらありませんでした。
が、記事にある通り失敗、赤字を出して解散してしまうという結果に終わってしまいます。
お金があろうが人材が良かろうが、それで成功率を高めることは出来るかもしれませんが失敗のリスクは減りません。それはこれらの事例以外にも数えきれないほどあることです。
では成功するためにはどうしたらいいのか。それは、一気に大きいことをしようとしないこと。始めはもっと小さく、自分自身が全体を見渡せるくらい余裕が持てる規模で始めること。
そしてテストを繰り返しながら、経験を積み、スキルを高めて、自分の成長とともに規模を増やしていく。そんな身の丈にあった範囲で行動していくことが成功には欠かせないことなのではないでしょうか。
6、バラエティは必ずバッドエンディング
これは笑っていいとも!の最終回でSMAPの中居正広も言っていた言葉ですね。
ドラマや映画には最終回やクランクアップなどの明確なゴールがあって、みんなはその終わりに向かって走り続ける。そのために最後はやりきったと笑顔で終わることが出来る。
しかしバラエティは終わらないことを目指して頑張る。なんとか命を繋ぐようにと延命行為を続けていかなくてはいけないので、終わるときには全員がボロボロになって、時にはいがみ合って終わっていく寂しいもの。
これは、人生にとってもそうですよね。仕事を辞めるときもせっかく育てた人材がいなくなることは会社にとってデメリットしかないし、1人辞めることで周りの仕事も増えたりと迷惑がかかるわけで、円満退社なんてなかなか出来るものではありません。恋愛もそうですよね。いい最後はなかなか迎えられるものではありません。
しかしそれでも走り続けなくてはいけないのが人生。最後がどうであろうと全力を出し切る以外に術はありませんし、失敗してもその経験を活かして次にチャレンジし続けていくことが大切です。
7、不謹慎だからといって葬式のやり方を知らないわけにはいかない
このしくじり先生もゴールデンに入り、さぁこれからというところですが、そんな時に全員が心しておかなければいかないことがあるといいます。それは「どんな番組もいつかは必ず終わる」ということ。。
今までで終わらなかった番組はありません。どれだけ頑張っても時代が変われば流行りも変わりますし、流行を届けるテレビだからこそその移り変わりも激しいのです。
仕事でもいつ倒産するか、いつリストラされるか分かりません。どんなに大手に務めていようがTwitterのつぶやき1つでひっくり返ってしまう現代。どんな仕事をしていてもいつか「終わるかもしれない」と思っておく必要がありますし、自分の将来を会社にまかせて安心して頼ってしまっている人が多いですが、そういった人たちが万が一の時に次々にホームから飛び降りてしまいます。
恋愛も「いつか終わると思って付き合っている」という先輩が以前いました。一生このまま続くと思っているとダラダラと毎日を過ごしがちですが、いつか終わるその日が来るかもしれないと少しでも思っていれば、毎日をもっと大切に過ごせるような気もします。
また、あるところではガンは人生にとって大事な日々を与えるキッカケと言う人もいます。「最高の人生の見つけ方」という、余命宣告を受けた2人の老人が死ぬまでにやり残したことをやる旅に出る映画もありましたが、終わりが見えたからこそ誰かに謝ったり、当たり前なことがどんなに大切なものなのかを確認することが出来ていました。
不謹慎だからといって葬式のやり方を知らないわけにはいきません。終わりを考えることで今をもっと大切にすることも出来るのです。
8、全てダメになったとしても誰も恨むな
バラエティでハッピーエンドはないと言っていた通り、最後は全員が憎しみや怒りの中で終了します。
中田先生も冠番組をつぶしてしまった当時は相当もめてしまったそうです。それは社運をかけた大ビジネスを潰したわけですから「何やってくれてるんだ」とその張本人はどうしても恨まれてしまいますよね。
しかし、そんな時にも絶対にその人達を恨んではいけないと言います。
なぜなら、チームがバラバラになっても同じ業界にいればいつかまたその中の1人と仕事をする時がくるかもしれないから。
そしてそんな時に後が残るような終わり方をしていたり恨みあっていては、次の仕事の時にも相手の愚痴を言い合いながら仕事をすることになってしまいます。
しかし、もし相手を恨まず、自分の非力をしっかりと謝り関係を残しておけば、次回仕事をする機会があった時には言葉にしなくても目で合図をして、仕事を潰してしまった者同士、次は絶対に成功するぞという想いで仕事をすることが出来ますしそんな時に出る力やチームワークは他にはないものになるでしょう。
チャレンジをすれば失敗することもあります。問題はダメになってしまった時。ここであなたの人間が問われます。
そこで投げやりになったり恨んだりしてしまうのか。次に繋げるのか。ここがターニングポイントになりそうです。
9、質問「ゴールデンで絶対に結果を出して下さい」
「必ず結果を出して下さい」と言われた時にどう返しますか?
私も保険の営業をやっていた時には「土日は必ず5本決めて下さいね!」などとしょっちゅう言われていました。しかし、絶対に結果を出すなんて約束は出来るものではありませんし、そう言われる時は決まって目標達成が難しくて成功するかどうか分からない状態です。
さて、あなたならこの言葉に対してなんと答えますか?
ある人は「チームで頑張ります!」と言いました。自分一人がどれだけ頑張っても周りがダメなら出来ないこともあります。なので失敗した時の責任転換も兼ねている答えですね。
ある人は「いや〜どうですかね〜。頑張っても結果が出るかは分からないですからね〜」と本音を言います。出来るか分からないことに自信を持って言ってダメだった時に口だけとも言われたくないし、実際に自分の頑張りだけでは結果が出ないこともあります。
しかし中田先生は、こう答えるんだと最後に熱く言いました。
「おまかせくださいっ!!」
成功するかどうかは誰にも分からない。それは相手も重々承知しています。また「頑張ります」「最善を尽くします」というような言葉もありますが、ここ頑張るのは当たり前なことで相手はそんな答えを望んでいません。
ではこの質問にはどんな意味が含まれているか。それは、この仕事に対してのあなたの覚悟を聞いているんです。
例えばあなたの大事な人の命がかかった大事な手術があったとします。あなたはお医者さんに「必ず成功させて下さい!お願いします!」と声をかけます。そんな時に「いや〜確率の低い難しい手術ですからね〜」なんて言われたらどう思いますか?
これを絶対に成功させるんだという気持ち。そのために全力を出すという覚悟。その想いを伝える「おまかせくださいっ!!」なんです。
私も毎日の中で本気になるということがほとんどありませんでした。
- 頑張ってもどうせムリだろう
- こんなことやってもしかたがない
- めんどくさい、楽したい、自分には関係ない
しかしこんな想いでは何一つやり遂げることが出来ません。
自分のやることには自信を持って「おまかせください!」と全力で生きる。この気持ちが大事なんだということを思い出させてくれました。
まとめ
以上中田先生の名言でした。
とにかく熱い!こんなに熱かったかなと思うくらい熱く語る中田先生に見ている私の心は震えっぱなしでした。
また、失敗することは人生にとっても大事なことなんだなと思いました。
成功し続ける人生なんてないし、あったとしても楽しくありませんし、さらには成功も失敗もしないような、全く挑戦をせずに無難な道だけを渡る人生ではこんな熱い気持ちは生まれないでしょう。
失敗は自分を見直す機会を与えてくれます。
失敗は成功するためのヒントになります。
失敗は「次は絶対に成功するぞ」という原動力になってくれます。
私もどんどん挑戦して、しくじりながらたくさん成長していきたいと思わせてくれる良い回でした。是非一度ご覧になってみてください。