なぜ起業成功率は6%しかないのか?続々と失敗してしまう4つの理由

  • サラリーマンでは得られない収入が得たい!
  • 満員電車の毎日から脱出して自由に生きたい!
  • 本当にやりがいのある実のある毎日を過ごしたい!

そんな願望を叶えてくれる術の一つである起業はきっと誰もが憧れることですよね。

誰にも気を使わずに自分らしく生きていけるし、めんどうな人間関係のしがらみからも開放される。

そしてやったらやった分だけ自分の成果になるし、刺激のあるカッコイイ世界を想像します。

 

しかし、そんな起業はハイリスクのイバラの道。多くの人が希望を求めて起業しても成功するのはきっとホンの一握りです。

そんなリスキーな世界の起業ですが、

  • 実際はどのくらいの成功率なのでしょうか
  • そして、どんな人が失敗していくのか
  • さらに、失敗のリスクを減らす方法はないのか

それらのことをまとめてみました。

絶望的な企業生存率!やっぱりハイリスクな世界?

企業生存率、つまり起業の成功率といえますが、企業が生き残る数を表している数字をまずは見てみましょう。

  • 1年:40%
  • 5年:15%
  • 10年:6%
  • 20年:0.3%
  • 30年:0.02%

なんとわずか1年で40%しか生存していません。これは驚きですよね。1年といえば立ち上げたばかりなのに何があったのでしょうか。

さらに5年もたつと85%の企業が倒産してしまいます。ほどんどですね。

そして10年を超えるとほとんど無に等しくなってきます。開業30周年の会社がどれだけすごいかが分かりますよね。

 

ちなみにこの数字を見ていると気づきますが、これは企業だけではありませんよね。一般的なもので言えばお笑い芸人や俳優さん。ミュージシャンもそうでしょうか。

ブレイクするのは一握りで、ほとんどは陽の目を見る事もなく消えていきます。そして例えブレイクしても5年後にはほとんどが見なくなってしまいますよね。

起業するだけならカンタンです。ブレイクさせることももしかしたら出来るかもしれません。しかし、それを継続させるのはとても難しいということが分かります。

どの企業も失敗してしまう4つの理由

それにしても少なすぎる生存率で、希望が薄れますよね。ギャンブル並の生存率です。

ですが、何故これだけ多くの企業がなくなってしまうのなのか気になります。

単純に売れなかったり、予想も出来ない災難など、失敗の理由はその数だけあるかとは思いますが、その中でも陥りやすい4つの要因があります。

一つづつ紹介していきましょう。

1、お金をかけすぎ!資産のショートで倒産

多くの人は場所にこだわって一等地などの立地のいいところに事務所を構えたり店を出したりします。

しかし、当たり前ですが、そういったところは家賃が高いです。そして人通りの良い所に出したらお客さんは来るかもしれませんが、その分人を雇わなければいけませんので人件費がかかります。

場所にこだわって、好立地のところに店を出し、狙い通りたくさんのお客さんで賑わったとしても、売り上げのほとんどは家賃と人件費に持っていかれてしまいます。

また、先を見据えてみるとどうでしょうか。

儲かっている今はいいですが、この賑わいを毎月、夏も冬も、1年後も10年後も続けていけるかというと、ほとんどはそうはいきません。シーズンに左右されたり、流行の変化によって状況はガラっと変わってしまいます。

そして、客足が途絶えるような厳しい時期にも高額の家賃と人件費の請求は毎月きます。

さらに、お店の内装をこだわってお金をかけて立派なお店を作った人ほど借金もかさむので、毎月その返済もしなくてはいけません。

 

「ここにこんな店があれば儲かるかもしれない」

そんな安易な想いで起業してしまう人は実はとっても多いんですね。

多くの人は一発ドカンと当てることを目指して起業するような目先の成功をおってしまいますが、長期的に稼ぎ続けるように堅実にプランを組まないと失敗してしまします。

2、テキトーに作ってしまった事業計画書

質の高い事業計画書を作ることはとても重要です。

「計画書なんか立ててもそれは予想だし、結局どうなるか分からないんだから意味がない」と、僕も思っていました。

しかし、この事業計画書をしっかり立てることで、気を付ければ避けられた失敗を避けることが出来ます。

分かりやすくレストランで例えると、他のお店よりもおいしくて安い料理を出すとします。材料も安物を使わずにこだわりの食材で、仕込みにも手間もかけて、周りの店に負けないメニューを作りました。

狙い通り誰もが美味しいと絶賛。美味しくて安い料理は毎日行列を作ったとします。

しかし、材料費をかけた割には値段も安いので売上があまりありません。朝早くからお店にきて手間かけて仕込みをして、夜遅くまで働いても思ったより儲からないことに後から気が付きます。

しかし、突然材料費を節約して安い物を使おうと思っても今さら変えられませんよね。そういった味の変化に客は敏感です。また、料金を値上げしようものなら今までのファンを減らし、もう二度とくることはないでしょう。

そしてこれなら普通に働いてた方が楽だと辞めたくなりますが、借金も返済しないといけないので辞めるわけにもいかずに八方塞がりな状況になってしまいます。

 

このように、あなたの思い描いたように成功したはずなのに、思うように儲からなかったなんて話は実はたくさんあります。

もしあなたが「お客さんに良いものを提供して、その笑顔が見たい」という理念でいるのならなんの問題もありませんが、ビジネスとしてしっかり稼ぎも作っていきたいのなら、いかに効率良く稼げる仕組みを練るかというのが大事で、そのためにも事前の計画がとっても大切です。

3、ブレイク・流行りは必ず去る

  • 今まで誰もやってなかったような物
  • これから流行りそうな物
  • 誰にもマネ出来ないような物

ほとんどの人は、これらのような画期的なアイデアが起業には不可欠だと思っています。もしかしたらあなたもそうかもしれません。

「え?違うの?」

ハッキリ言うと、違います。

ブームは必ず去りますし、時代が変われば需要も変わっていきます。

画期的なすき間産業を見つけたとしましょう。そんなアイデアがあればきっと注目を浴びてブームを呼び、たくさん儲けることが出来るかもしれません。

しかし、1年後、5年後、10年後も続くと問われるとどうでしょうか。

もしそうなら、町の飲食店は珍しい創作料理や世界の料理のお店だらけでしょう。ですが、そんなことはありませんよね。長く生き残っているのは牛丼屋・ファーストフード・カレー屋さん。定番の店ばかりで珍しい料理店は、企業生存率に比例して潰れていきました。

さらに牛丼やハンバーガーなどの定番ですら時が経てば風向きが変わることもあります。一生なくなる事がないと誰もが信じているあのマクドナルドでさえ窮地に立たされ、さらに10年後にはどうなっているかも分かりませんよね。

あなたが必死に考えているそのアイデアこそ、失敗する要因になりえるのかもしれません。

4、店舗を増やす恐ろしいリスク

昔の起業は、全国展開したり従業員の数を増やしたりと、どれだけ会社を大きくするかがステータスでした。

しかしそれがどれだけリスクがあることなのかが語られている話があります。白いたい焼き屋のお話ですね。

 

一昔前に、白い色のたい焼きを売る屋台が流行りました。

その店は毎日行列を作り、行列をさばききれずに同時にたくさんのお客さんを逃してしまうほどでした。

「欲しい」と並んでるお客さん全員に売れないのは見ていて勿体ないですよね。なので、どんどんお店を大きくして従業員も増やします。

それでも行列は減らないので、今度は隣町にお店を出してみると、こちらもまた行列を作ります。

これだけ売れるんなら東京でやったらどうなるんだろう。

そう思って東京にも出すと、テレビにも取り上げられて、作れば作るだけ売れていきました。かなりウハウハな状態です。

そして出す店全て順調なのでドンドンお店を増やし、10店舗以上になりましたが、しかしちょうどその頃、ブームは去りました。

白い色のたい焼きという珍しさで人を呼んでいましたが、浸透して珍しくもなくなると入店動機がなくなります。

そして大量に仕入れたのに売れずに残った材料は全て廃棄。売れない時期にも増やし過ぎた従業員達の給料は発生しています。

さらに都内一等地にも出していたので多額の家賃が払いきれずに全て閉店。あれだけ毎日行列を作って稼いでいたのに最後には1億の借金しか残りませんでした。

大切なのは自分の丈にあった範囲でビジネスをするということです。

失敗例から気付いた、絶対に失敗しない起業方法は?

一等地に出してもダメ。ブームにのってブレイクしてもダメ。全国展開してもダメ。これを見ると何をしても失敗するように思えてきますね。

それでは、起業なんてやはり夢のまた夢のお話なのでしょうか。もちろんそんなわけはなく、絶対に失敗しない起業方法があります。それは、今上げた失敗の理由を逆説してみると分かりました。

 

まず起業して失敗してしまう4つのコトをまとめると、失敗しないようにするためには

  1. 資本金やコストをかけない
  2. 長く売上を確保出来る仕組みを作る
  3. 流行り廃れのないもの
  4. 規模を増やさずに出来ること

そうすると、思いつくお店が一つあります。

そう、タバコ屋さんです。

一等地じゃなくても軒先の1畳ほどのスペースで始められるので元手がいらない。一人で始められるので人件費もかからないし流行り廃れがない(最近禁煙ブームですけど・・)

「何故町のタバコ屋は潰れないのか」なんて本がありましたけど、結局はそういうことなんですね。

 

ですが、失敗しなさそうなのは分かったけどタバコ屋は全然儲からなそうですよね。起業するからには儲けたいんだ!というのが普通なのでタバコ屋では夢がありません。

ではそれ以外に何があるか。それは、フリーランスとして個人で独立する方法です。

 

フリーランスならパソコン1台あれば働くことが出来ます。また、事務所も必要なく1人で初めることが出来るので家賃も人件費もなくコストがかかりません。

なので、仮に失敗したとしても借金を負うことはありませんし、お金がマイナスにならなければそれはもはや失敗ではなく成功までの途中。資金繰りにつまって数年で倒産なんてことはありません。

また、店舗を持たない分時代にそって変化することが出来ます。例えばケバブ屋さんを始めたとして「ブームが去ったから焼肉屋に変更」なんてことは気軽にできませんが、それがフリーランスなら出来るわけです。

 

起業といえば立派な会社やお店を思い浮かべますが、実はそれこそが大きな失敗のリスクになるわけで、店舗も持たずに1人で起業する方法こそが失敗しない起業方法だと言えるのです。

そしてそれを可能とするのが「インターネットビジネス」です。最後に、リスクなく誰でも簡単に始めることが出来るネットビジネスを3つまとめてみましたので、興味ある人はチェックしてみて下さい!

自宅で仕事が出来る「クラウドワークス」

クラウドワークスというサービスを使うと、パソコンがあれば自宅で出来るような仕事を簡単に受けることが出来ます。

例えば音声を文字起こしする「データ入力」の仕事や、あなたの好きなことや得意なことをレビューする「記事作成」の仕事など、未経験の人でも初めやすいものばかりです。

利用は無料なのでリスクなく始められますし、仕事を覚えてくれば直接企業に営業をかけることも出来るようになるので、インターネットが苦手な人でもフリーランスデビューしやすいサービスです。

クラウドワークス

無料でホームページが作れる「BACE」

お金を稼ぐ上で一番シンプルなのが「物を作って売る」という方法です。

BACEというサービスを使えば、誰でも無料でホームページを制作することが出来ます。ハンドメイド商品やアイデアグッズなど、売れなくてもリスクはないので是非売りに出すことが出来ます。

実際に店舗を出せば資本金もかかるし、家賃や人件費などのコストもかかってきますが、ネットショップならこれらが一切かからないので、決して売れなかったとしても失敗ではありませんし、1つ売れれば材料費を抜いたほとんどが利益になります。

物作りが好きな人や、売れる商品のアイデアがある人はネットショップから初めてみましょう。

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自分のアイデアを仕事に出来る「ココナラ」

「細かい作業は苦手!」「売るような商品がない!」というあなたには、元手が何もなくてもアイデア1つで楽しく稼ぐ方法があります。それがココナラというサービスです。

ココナラは、あなたの考えたアイデアや、知っている知識、スキルを売ることが出来るんです。例えばこちら↓

  • TV電話でタロット占いをします
  • イラスト、似顔絵を書きます
  • あなたに合ったダイエットメニューを作ります

実際に売れたらお小遣い稼ぎにもなるし、自分の出来ることでお金を得るのは大きな経験です。こちらも無料なので興味があればチャレンジしてみましょう!

モノを売らないフリーマーケット【ココナラ】
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まとめ

以上まとめると、お金をかけない起業ならば失敗しても借金を負わないので、結果失敗とはならないということでした。

もちろんそういった個人起業家は店舗も持たず、広告も打たずに始める起業方法なので、始めから稼げるというわけにはいかないかもしれません。

しかし、例えば飲食店を始める場合には数百万円。数千万円の資本金をかけて始めます。初月から売上は出るかもしれませんが返済をしていかないといけないので、資本金を回収するだけで早くても4.5年はかかるでしょう。

ですが5年といったら85%が潰れています。つまりほとんど回収する前に倒産してしまうんですよね。

そう考えると無料で始められて、ちょっとでも売上をあげることが出来たら大成功ですよね。さらに返済もなくコストもなく成果が得られるので、失敗がなく成果も得やすいビジネスになります。

 

失敗とはなにか。それは自分が諦めた時だと言います。

しかし、借金をして始めたり、コストがかかるような起業なら、諦めざる得ない状況になってしまうかもしれません。

ですが、お金をかけずに起業すれば、あなたが諦めない限りは挑戦し続けることが出来ます。

そして、諦めずに挑戦し続ければいつか必ず成功出来ると信じています。