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起業する人や、独立を考えている人…
色々な方法で起業したり、会社を設立できますが、それによってここで使う言葉も変わってきます。
きっと起業しようと調べていると「設立」とか「創業」とか色々な言葉が出てくると思いますがそれぞれの意味を知っていますか?
もちろん知らなくても起業することはできますが、起業・創業・創立・設立・独立・開業の言葉はそれぞれ同じ意味のようで使い方によって微妙に違うんです。
起業して成功することが第一目標ですが、こういった基礎知識を知らずに始めるのは代表者としては恥ずかしいですよね。
というわけで、ここでは「起業」・「創業」・「創立」・「設立」・「独立」・「開業」の6つの言葉についてそれぞれの意味や違い、使い方についてまとめてみました。
「今更こんなこと聞けない!」なんて人も、おさらいしながら是非最後までチェックしてくださいね。
目次
基礎知識を知らないと恥をかく!?
「独立したい」、「起業しよう」と考えている人がいる中で、この言葉の違いがわかりますか?
会社をつくること
ということに関して間違いはありませんが、使い方に違いがあります。
なので、「知らなくても何も問題ないだろう」と思って知らずに使っていると恥をかいてしまうかもしれません。
こういった基本的な用語って、使う機会は少ないですが事業について説明するときや紹介する時に話すことがあるので知っておいて損はありません。
意味を正しく理解しないと、いざ使った時に間違っていたら「この会社大丈夫かな?」と信用問題にまで発展してしまう可能性だってあります。
- 取引先で信用をなくす
- 知識がないと思われる
- 会話の中で恥をかく
間違って認識していることによって、損をしてしまうので知っておくべきだと思います。
「自分が使う中で実は間違っていた!」なんてことにならない為にも、基礎知識として意味と使い方について覚えておきましょう。
起業・創業・創立・独立・開業・設立の違い
それでは早速、それぞれの言葉の違いについてチェックしてみましょう。
ここでは「起業」・「創業」・「創立」・「設立」・「独立」・「開業」の意味と使い方について紹介しているので、自分が話す時に間違えないように覚えておきましょう。
どれも言葉は似ているけど、伝え方によってはニュアンスがちょっと違うので、使い分けには注意してくださいね。
起業→これから事業を起こす
「起業する」と聞くと、「会社をつくる」というイメージがありますが使い方は間違っていません。
「創業」と意味が同じとも言われていますが、創業は過去の話として「創業◯年」、「創業記念日」という言葉を使うので、話の中で使う時は意味がまた違います。
起業は未来としての話で使うことが多く、例えば…
- 「いつかは起業したい」
- 「来年に起業する」
- 「起業する為に勉強する」
このように、「今」起業するのではなく「将来」起業するという話をする時に使うことが多いです。
他には、「先日起業しました(新しく事業を始めました)」という時にも使います。
また、最近では会社をつくる意味合い以外でも新しくビジネスを立ち上げる時に「起業する」という言葉が使われています。
これには、「チャレンジする」という意味合いも含まれているそうです。
「自分で会社を立ち上げる」、「新しい事業にチャレンジする」といった時に、起業するという言葉を使うので覚えておきましょう。
創業→事業を開始した日
創業は、起業と同じ意味で新しく事業を始めることですが、もっと詳しく言うと開始したタイミングのことを言います。
なので、よく創業ではこんな使い方をしています。
- 創業◯周年
- ◯年に創業した
このように過去として、起業したタイミングを伝える時に使います。
個人事業主も法人も関係なく、事業を始めたのであれば使うことができるので記念日や、いつ立ち上げたのか聞かれた時に答えられるようにしておきましょう。
ちなみに、最初に事業を始めた人のことを「創業者」と呼びます。
1番最初に、その会社を最初に立ち上げた人を指すのでこれも覚えておいて損はありません。
創立→初めて組織を立ち上げる
創立は、始めて組織を立ち上げることを意味していて、会社や学校、団体などに使われています。
会社から新たに組織を作ることではなく、「初めて立ち上げる」ということがポイントになります。
「創業」と似ていますが、これは事業を始めた日のことを言うのでちょっとだけニュアンスが違うんです。
逆に、元々あるところから独立したり、会社の中で独立して新しい組織をつくるということを「創設」と言います。
創立に関しては、本当に最初に始めた時のことを指すので「設立」と意味が似ていますがそれよりも早く始めたタイミングに対して使います。
なので会社によっては、創立してから会社を立ち上げているところもあるので「創立◯年」、「設立◯年」という使い方をすることがあります。これも覚えておいて損はありませんよ!
設立→会社を立ち上げた日
設立は、会社を立ち上げることに対して使う言葉です。
というのも、法人組織として登記した日のことを意味するからなんです。
つまり、個人事業主やフリーランス、個人でやっている経営者に関しては「設立」という言葉を使うことは間違っています。
使い方としても、「会社を都内に設立した」というような感じです。
「店を都内に設立した」と言ったら、ちょっとおかしいですよね。
この違いがわかれば、設立という言葉を使う時に間違えないと思います。
独立→他に頼らず一人で始める
独立は、他の人に頼らず一人で自立することを言います。
この場合に使う意味は、「会社を辞めて一人で事業を始めること」です。
今まで働いていた職種に対して使うので、「新しい事業」ではありません。
師匠の元を離れて起業するので、美容師さんやデザイナーさん、飲食店で使うイメージがあります。
起業の中でも新しく何かを立ち上げるわけじゃなくて、ずっと今まで働いてた職種で起業する時に使う感じです。
なので、働いていない人が起業する時に「独立する」という言葉を使うのは違います。
「今までの会社から独立する」というのが、正しい使い方です。
開業→個人で事業を始める
開業も、新たに事業を始めることを言いますが起業と違うのは「個人で事業を始める」人が多く使っています。
なので、会社を立ち上げるというよりも、個人で始める人が多い飲食店や販売店を開く時に使う言葉として認識しておくと間違いないと思います。
実際に事業を始める時に提出する書類でも、個人で起業する場合は「開業届」です。
ちなみに会社を立ち上げる人が提出するのは、「法人設立届出書」です。
起業とほとんど同じ意味ですが、個人で始める時は「開業」を使用することが多いというのがわかりました。
また、医者が独立する時にも「開業」を使います。
まとめ
今回は、起業する時によく耳にする言葉である「起業」・「創業」・「創立」・「設立」・「独立」・「開業」の6つの言葉についてまとめてみましたが如何でしたか?
何となくわかっていたつもりでしたが、それぞれの意味や使い方を知ることによって自分が使いたかった言葉がわかりました。
- 起業…事業を始める
- 創業…事業開始日
- 創立…初めて組織を立ち上げる
- 設立…会社を立ち上げた日
- 独立…誰にも頼らず一人で始める
- 開業…個人で事業を始める
こうして見ると、似ているようで意味が違いますよね。
何も知らずに説明する時や、会話で間違って使ってしまったら自分が恥ずかしい思いをしてしまうので絶対にこの基礎知識だけは覚えておきましょう。