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仕事を探している時に、同じ業種なのに「アルバイト」としての募集と「派遣社員」としての募集がありますよね。
どちらも仕事内容がほとんど変わらないのに、何が違うのかを知っていますか?
私も「派遣のほうがバイトよりも時給が高い!」ということしか把握していませんでした。
バイトしている人からすると、「なんで同じことしてるのに時給が良いの?」って不満に思うかもしれません。
それぞれにはメリット・デメリットもありますが、自分にはどちらが向いているのかがわかれば納得して働くことができると思います。
というわけで、ここではバイトと派遣の違いについてそれぞれのメリット・デメリットを含めてまとめてみました。
気になる違いについてもQ&Aでわかりやすいく紹介しているので、一緒にチェックしてくださいね。
「どっちがいいのかわからない」という人にとっても、どんな人にバイトや派遣が向いているのかおすすめしているので少しでもこの記事がお役にたてる嬉しいです。
派遣による5つのメリット
まず最初に派遣で働いたことによって、どんなメリットがあるのかお話していきたいと思います。
ここでは派遣による5つのメリットについてまとめたので、派遣とバイトどちらで働こうか悩んでいる人は是非参考にしてみてくださいね。
1・希望の仕事ができる
派遣は、職場が決まる前に事前にどんな仕事がしたいか派遣会社で相談しているので自分が「こんな仕事がしたい」という職場で働くことができます。
- 仕事内容
- 勤務時間
- 希望給与
私も実際に派遣会社を登録したことがありますが、この3つを伝えておくと希望に当てはまった会社を紹介してもらうことができます。
自分でやってみたい業種があれば、遠慮なく伝えておきましょう!
そのほうが、範囲も広がるので仕事が決まりやすいです。
2・探す手間がかからない
派遣の場合、自分で仕事を探すことをしなくてもいいのでバイトと違ってラクです。
なので仕事が見つかるまでの間は、他の時間に費やすこともできます。
バイトだと求人サイトや求人誌から自分で探すことから始めますよね。
それから「応募→面接→決定」という流れなので、仕事が決まるまで時間がかかってしまいます。
でも、派遣なら予め希望の仕事を伝えているので条件に合った仕事を見つけてきてくれます。
そしてそのまま仕事先に紹介してくれるので、自分で探して履歴書を送って面接するという手間が一切ありません。
3・大手企業でも働ける
バイトが大手企業で働くっていうイメージってありますか?
私は今までバイトも派遣も経験していますが、大手企業がバイトを募集していることは少ないです。
理由としては、企業ではスキルのある人材がすぐに必要なので、即戦力になりやすい派遣会社から雇うことが多いからです。
なので、派遣会社に登録しておくとバイト募集から探すよりも大手企業で働ける可能性が高いんです。
大手企業で働くことによって、更にスキルアップできるし経験も積めるので、「将来は正社員として働いてみたい」と考えている人は良いチャンスに繋がりやすいですよ。
4・トラブルは派遣会社がサポート
今の時代「会社がブラックだった」、「上司にセクハラやパワハラされた」、「同僚によるいじめが辛い」…など仕事内容での悩みだけじゃなく人とのトラブルで悩んでいる人も多いですよね。
社会問題にもなるくらいですが、こういうのって勇気がないとなかなか言えません。
特に正社員の人は、訴えたことによって自分が職場に居づらい環境になることも…
悪いのは加害者ですが、被害者が泣き寝入りするパターンもあります。
派遣は少しでも「おかしいな…」と思ったら派遣会社に相談することができて、そちら側でフォローしてくれるので一人で悩む心配がありません。
なので、「労働条件が違う」、「事前に受けた説明と違う」といった会社条件に対してもおかしいと思うことがあったら相談できるんです。
こういった相談ができて、更にフォローしてくれる窓口があるのは本当に嬉しいです。
5・会社の助っ人として活躍できる
派遣会社での登録では、得意な分野をアピールできるのですがその時に「以前事務の仕事をしていた」、「データ分析が得意」といったことを伝えておくと、そのスキルを活かした仕事を紹介されることがあります。
自分の希望とは違う職種ということもありますが、自分の得意なものを仕事にすると入社してすぐに活躍できるので周りに評価されやすいんです。
もちろん希望している仕事内容に合わせても派遣されるので、「誰かの役に立ちたい」、「会社で必要とされたい」という人は登録の時に活かしたい経験やスキルを伝えておきましょう。
バイトによる5つのメリット
派遣のメリットを見ていると「バイトで考えていたけど派遣の方が良さそう」って感じましたが、バイトにもメリットがあります。
特に学生さんにとってはバイト希望の人が多いのではないでしょうか。
ここでは、バイトにとってのメリットを5つまとめたので参考にしてみてくださいね。
1・自由に曜日・時間帯を選べる
バイトの1番のメリットと言えるのは、働く時間を自分の都合で決められることだと思います。
業種によっては「もっとシフトに入って欲しい」と言われてしまうこともありますが、基本的にはバイトはシフトの希望通りに働くことができるので学生さんや主婦の人に人気です。
ちなみに「パート」という言葉がありますが、あれは起業が「アルバイト=学生」、「パート=主婦」と予備分けているだけで仕事内容としては変わりません。
「家庭や学業が忙しいけど空いている時間を使って稼ぎたい」という人にとっては、バイトは働きやすい雇用形態です。
2・求人募集が多い
バイトサイトだけでも数が多く、求人数の多さは派遣よりも多いのがバイトのメリットでもあります。
しかも、未経験からでも応募できるので「初めて働くから不安…」という人でも問題ありません。
業種、職種問わず幅広くあるので、自分がやってみたいと思う仕事に巡り会える確率が高いです。
人と接することが好きな人には、販売業や接客業の仕事。
逆にコミュニケーションをとるのが苦手という人にも向いている作業系の仕事もあります。
また、バイトとして勤務して評価が認められるとそのまま正社員として声がかかることもあるので最初に経験を積むためにバイトから始めて正社員を目指すという方法もできますよ。
3・ダブルワークができる
バイトは自由に働くことができるので、仕事をかけもちすることも可能です。
「ずっと同じ仕事をしていると飽きる」という人や、「自分がどんな仕事が合ってるか知りたい」という人は複数の仕事をかけもちしてみてはいかがでしょうか。
曜日や時間を上手に調整すれば、複数の仕事をかけもってダブルワークできますよ。
私も実際に学生時代に、平日はレンタルショップ、土日はイベントスタッフをやっていました。
収入アップにも繋がるので、かけもちOKのバイトならやって損はないと思います。
ただし、会社によってはダブルワークが禁止されているところもあるので、かけもちしようと考えている人は予め確認しておきましょう。
4・短期の仕事ができる
バイトは募集内容によって、短期の仕事が存在します。
しかもたった1日だけだったり、お中元、お歳暮、クリスマスなどのイベント期間だけ募集していることがあります。
特にイベント期間は販売業だけじゃなく、包装作業の仕事が多いので接客が苦手な人でも安心して仕事を見つけることができます。
しかも短期の仕事は募集人数も多いので、採用されやすく、時給も高いものが多いです。
なので、その期間の間で一気に稼いでプレゼント代を溜めたり、自分で欲しいものを買う為に働く人もいます。
1日だけの短期バイトなら、時間を有効活用できるのでお小遣い稼ぎにもおすすめです。
5・辞めやすい
バイトは正社員に比べると、任される業務内容が少ないので派遣よりも比較的辞めやすいです。
ただし辞めやすいと言っても、すぐに辞められるわけではありません。
突然辞めてしまってはシフトが回らなくなるので、すでに決まっているシフトがあれば、周りに迷惑がかからないように必ず1ヶ月前には相談しておきましょう。
「辞めたら気まずい」という思いをしない為にも、辞めることは事前に伝えておくことをおすすめします。
お互いに円満に退職する為にも、「家庭(学業)の事情で◎月までに退職したいのですが、難しいでしょうか?」といきなり辞める宣言をするのではなく相談するように話してみてください。
- 辞めるタイミングを考える
- 遅くても次のシフトが出る前には伝える
- メール・LINEではなく直接話す
最低でもこの3つは守って辞めることを伝えれば、円満に退職できます。
私もバイトを辞める時に相談しましたが、シフトを出す前に伝えておくとスムーズに話が進みやすかったです。
派遣による3つのデメリット
次は派遣のデメリットについてお話していきます。
良いところはもちろんありますが、その中でも「ここがこうなったらもっと良いのにな」と感じたことを3つまとめたので紹介しますね。
1・交通費が自己負担
まず最初に、派遣の仕事では基本的に交通費の支給は自己負担なことが多いです。
時給の中に交通費が含まれている案件が多いので、自宅から職場が近ければ良いですが距離が遠いとその分交通費を負担しなければいけません。
仕事を選ぶ時は、交通費がどのくらいかかるのかを考えないと収入が少なくなるので注意しましょう。
派遣会社で条件を伝える時は、自宅から近い勤務先や交通費が少なく収まるところで探してもらうのがおすすめです。
2・会社側の人と壁を感じる
派遣は、どうしても「外部からきた人」という印象が強いので仲良くなるきっかけが難しいです。
正社員であれば歓迎会がありますが、派遣は会社の助っ人として来ているので飲み会が開催されることもないです。
また、重要な仕事や大きな仕事に関しては正社員が担当することが多いので「自分もできる」と思っていても任されることが少ないです。
「同じように仕事をしたい!」と思っていても、派遣では時間業務も決まっているので同じ業務を一緒にするのが難しいんです。
終了時刻になったらそのまま退社になるので、残業している社員とも一緒に帰宅ができません。
ちょっと寂しいですが「派遣の人」という目で見られているので、「職場の仲間」とは感じないかもしれません。
3・契約期間が過ぎたら終わり
派遣社員が派遣先で働けるのは、法律上最長でも3年です。
3年経ったら正社員化させることが狙いで、無制限に派遣として働くことができません。
ただしこれはあくまでも最長の話で、派遣は基本的に3ヶ月の期間で終了することが多いです。
周りから「この人はうちの会社に必要だ」が認められると、そのまま正社員としてスカウトされることもありますが、「派遣は契約期間が過ぎたら辞めてしまう」というイメージがあるのでほとんどの人がそのまま契約が終了してしまいます。
もしも自分に合った職場環境で正社員になる覚悟があれば、期間が終わる前に正社員として希望することを相談しておくと良いですよ。
そのまま契約が終わってしまうのであれば、次の仕事を派遣会社に相談して見つけておきましょう。
バイトによる3つのデメリット
派遣のデメリットに続いては、バイトによるデメリットです。
ここでは、メリットばかりだけじゃない3つのデメリットについてまとめたので、それぞれお話していこうと思います。
1・昇給や賞与がない
バイト先によっては昇給や賞与がもらえることもありますが、正社員と比べたら圧倒的に低いです。
フルタイムで働いているからと言って、もらえるわけでもありません。
基本的にはないものだと思っておかないと、期待した時にその分かなりがっかりしますよ…
あくまでも私の経験上ですが、昇給に関しては数十円程度しか見込めないし、賞与も数千円程でした。
それならば、時給アップする時間帯や期間で働いたほうが稼げるのでおすすめです。
2・給与が安定しない
自由に働く時間を希望できますが、逆に希望した日が人数調整でシフトに入っていないこともあります。
その場合時給が発生しないので、バイトの場合毎月の収入が安定しないんです。
また、学校卒業後もバイトとして働いているのは社会的に「フリーター」として見られてしまうので立場的にも不安定に見られてしまうかもしれません。
「夢があるからそれに向かってバイトをしている」という人もいますが、とにかくバイトは勤務時間を増やさないと稼げないので、毎月決まった収入が欲しい人は派遣または正社員がおすすめです。
3・業務が限られている
バイトというのは、正社員でまわらない分を手伝ってもらうので基本的には責任の重いような仕事をすることがありません。
「責任ある仕事なんて怖くて無理!」という人にとっては良いかもしれませんが、将来のために幅広く業務に携わりたいという人には物足りないかもしれません。
でもバイト時代に「私もこういう業務をしたいので教えてもらえますか?」と聞いたら、教えてもらえたので職場によっては業務の幅を広げることは可能です。
ただし正社員と比べてしまうと、会社の信用問題に繋がるような仕事は任せてもらうことはできません。
気になる5つのQ&A
派遣とバイトによるメリットとデメリットがわかりましたが、どちらも良いところが多く「派遣とバイトの違いがわからない!」という人もいるかもしれません。
そんな人の為に、気になる違いについてQ&A形式にしてまとめてみたので是非参考にしてみてくださいね。
Q1・雇用主はどうなってるの?
A・派遣は派遣会社、バイトはバイト先
同じ職場ですが、派遣は企業ではなく派遣会社が雇用主です。
なので給料をもらうときも、企業からではなく派遣会社から受け取ります。
条件が違ったり、仕事が合わず相談したい時も企業に相談するのではなく派遣会社に伝えます。
派遣会社を通してになるので、自分から上手く伝えられない人にとっては派遣は便利だと思います。
逆に言うと、直接起業とやり取りをして信頼関係を作っていきたいという人はバイトのほうがやりやすいです。
Q2・時給はどちらが高い?
A・派遣の方が高い
派遣とアルバイトの時給は、比べてみるとかなりの差があります。
例えば…
アルバイト 時給950円
派遣社員 時給1,400円
どうしてこんなにも差があるのかと言うと、派遣社員は会社の助っ人という存在なので一から仕事を教えることが少なくすぐに即戦力として働いてもらえます。
バイトは求人から選考、雇用してから育つまで時間もかかりますよね。
万が一仕事ができなかった時に、会社側から「もう来なくていいよ」なんて会社の信用問題にも関わるので簡単に辞めさせることもできません。
その点派遣なら、多少高いお金がかかったとしても必要な時期に即戦力のある人材が来てくれるので時給がバイトよりも高くなるんです。
Q3・福利厚生はどちらもある?
A・派遣の方が充実している
派遣社員なら一定の日数を越えていれば、きちんと有給休暇をもらうことができます。
これは残念ながらバイトには存在しないので、もらえません。
また、大手派遣会社の場合、大企業並みに福利厚生が充実しているものがあります!
- 年に一度の健康診断
- レストランの優待
- スポーツジム施設の優待
- レジャー施設の優待
- ホテルのクーポン
- 映画のクーポン
全ての派遣会社にあるわけではないので、登録する時にどんな福利厚生があるのか確認しておくことをおすすめします。
Q4・長く働けるのはどっち?
A・バイトは好きなだけ働ける
派遣は契約の時に勤務形態が決まっているので、「もっと働きたい」と思っても決まった時間内でしか働くことができません。
派遣会社が「時間外・休日労働に関する協定届」を出していて「この時間までは残業します」という条件で契約していれば働くことができます。
ただし、この届出を出していない派遣会社だった場合、残業をしても残業代が出ないので注意してくださいね。
それに比べたらバイトは、自分の都合でシフトを出すことができるのでフルタイムで働いて更には残業することだって可能です。
シフトを削られることもありますが、それでも派遣と違って契約期間がないので長期に渡ってはたらくこともできます。
Q5・すぐに働けるのはどっち?
A・派遣の方が決まりやすい
バイトは自分で仕事先を見つけて、履歴書を送って面接して採用という流れがあるのでハッキリいって働けるまでに時間がかかってしまいます。
派遣なら予め条件を伝えているので、あとはその条件に合った会社があればすぐにサポートしてもらえるのでスタートが早いです。
特に派遣会社ではすぐに仕事が決まるように、自分のスキルや長所についてアピールしてくれます。
後は簡単に面談をするだけなので、即戦力として働ける環境であればすぐにでも働くことができます。
結論:どんな人におすすめ?
最後に…
「自分にはどっちが向いているんだろう?」と悩んでいる人の為に、どんな人にどちらがおすすめなのかを紹介したいと思います。
スキルを活かしたい→派遣
「得意なことを仕事にしたい」
という人は、即戦力を求めている起業の為に働ける派遣がおすすめです。
しかも派遣会社では、パソコンやOAスキルの無料講座もあるのでそこで勉強して仕事の幅を広げることもできます。
派遣でも未経験もOKなところがあるので、「即戦力になれるか心配」という人はそういったところからスタートして経験を積んでいきましょう。
実力が認められるようになってくれば、好条件の仕事にも採用されやすくなります。
自由に働きたい→バイト
「自分の時間も欲しい」
という人は、自分の都合に合わせて勤務時間を決めることができるバイトがおすすめです。
特に学生や主婦にとっては、全ての時間を働くというのは難しいですよね。
シフト制というメリットがあるので、自由に働きやすいし、かけもちも基本的にOKなのでシフトに入れない時があっても他の短期バイトで稼ぐことができます。
そのまま正社員になれるチャンスもあるし、率先して働いていると時給アップにも繋がります。
まとめ
今回は派遣とバイトの違いについて、メリット・デメリットを含めて比較してまとめてみましたが如何でしたか?
どちらにもメリットはありましたが、やり方によってはバイトでも派遣でも同じように稼ぐことは可能です。
あとは働き方をどうするかによって、どちらが自分に向いているのかになってきます。
- 「スキルを活かしたい」、「大手企業で働きたい」→派遣
- 「好きな時間に働きたい」、「単発で仕事したい」→バイト
自分にピッタリの働き方が見つかりますように!