努力できない人が行動出来るようになる6つの方法

「努力をしなければならない。成功するには努力は大事なことだ。」

努力なんてムダだと言う人もいますが、努力が大切なのはきっと誰もが理解していることです。

しかし、分かっていても出来ないのが人間ですよね。結局辛い時に逃げてしまったり、挫折してしまったり、そもそもやる前から諦めてしまうなんてこともあるかもしれません。

そんな中で努力している人を見ると、羨ましく思ってしまい、時には批判してしまうこともあるでしょう。そして人の失敗を見て笑って、努力はムダだと努力をしなかった自分を正当化させたい気持ちも芽生えてきてしまいます。

 

しかし、これを見ている人は努力出来ないけど出来るようになりたいと思っている人ですよね。やっぱり一度きりの人生いろんなことに挑戦していたいし、何かに一生懸命になるとやっぱり生きてる感じがして楽しくなります。

ということで今回は、どうしても努力出来ない人でも行動出来る方法を集めてきてまとめてみました。

新しい一歩を踏み出すキッカケになれればと思いますので是非参考にしてみて下さい。

1,「出来ない!」じゃなくて「出来るかもしれない」

生きていれば少なからず努力をしてきたことが誰にだってあると思います。勉強、スポーツ、恋愛、なんでもそうですね。必死に生きてきたから今があるんだと思います。

しかし、それらが全て成功した試しがない人、つまり成功例がない人は、もう努力する気も起きなくなってしまいます。あんなに勉強したのに受験に失敗した。就職出来なかった。スポーツの大会で負けた。彼女に振り向いてもらえるように頑張ったのにフラれた。そんなことが続くと頑張るのがなんだかバカバカしく感じてくるのも分かります。

 

こんな例えが参考になるかは分かりませんが、ここでノミの話をします。ノミは自分の身長の数百倍の高さを跳べるそうです。人間は2倍も跳べないので相当なジャンプ力ですよね。

そんなノミを、逆さにした透明なコップで閉じ込めたとします。するとどうなるか。

ノミは何度もジャンプしてみますが、コップの天井に頭をぶつけてしまいます。なんどもなんども挑戦してみますが、やはり頭をぶつけてしまいそれ以上高く跳ぶことが出来ません。

そしてそんな日々が続いたある日、いきなりコップを取ってみます。さぁやっと開放されて自由に跳びまわることが出来るようになりました。

・・・しかし、なんとノミは、コップの高さ以上の高さを跳べなくなってしまいます。何度も頭をぶつけて痛い目を見たせいで、自分の能力はここまでだと決めつけてしまったのです。

 

まさに、挑戦出来ない人はこのノミと同じ状態。なんどやっても駄目だった。周りの家族や友達から「お前はなにをやっても出来ないやつだ」と言われ続けてきたせいで、自分の跳べる高さ。つまり自分の出来る範囲を自分で決めてしまっているんです。

ノミをたくさん並べて違いが分かりますか?みんな一緒に見えますよね。みんな同じくらいの高いジャンプ力を持っています。そしてそれは人間も同じです。偉人だろうが総理大臣だろうが芸能人だろうが、人間の体も脳の大きさも周りと比べて対した差はありません。

つまりそんな中あなただけ出来ないことなんてありません。ただ自分が出来ないと決めているだけ。自分はここまでの人間と自分自身で決めてしまっているのです。

 

しかし、今までの失敗から、どうしても勇気が出せない人もいるかもしれません。そんな時には、「絶対に出来る!」と意気込んでしまうと、ギャップがありすぎていまいち本気になれません。

しかしそんな人でも「絶対できる」とは言えなくても「絶対に出来ない」と決めつける必要もありません。なので、「出来ないと思うけど、もしかしたら出来るかも・・・」というくらいの気持ちを持ってみましょう。

未来のことは分かりません。出来ないかもしれないけど、もしかしたら出来るかもしれません。なら、何事も「出来るかもしれない」と思うようにするだけで、行動力も変わってくると思います。

 

頭の上にコップはもうありません。天井に頭をぶつけることもありません。ちょっとづつでも今より高く跳んでみるようにチャレンジしてみましょう。

2,夢を語って逃げ道をなくす

なぜ努力しないのか。それは危機感がないから。大げさに言うと、やらなくても死なないからです。

人は夢よりもリスクに動かされます。「これが出来たら100万円」と言われても辛かったら諦めてしまいますが、「やらないと100万円」と言われると、なんとしてもやり遂げるでしょう。

というわけで、努力したいと本気で思うならリスクを負う。そうすることで退路を無くすことが出来、やらざるを得ない状況が出来上がります。

 

サッカー日本代表の本田圭佑選手も自分のことを「努力ができないですぐ逃げる人間だ」と言っています。誰よりも練習してきていて集中力のある本田選手を見るとちょっと信じられませんが、本田選手を含め、人間の心はみんな弱いんですね。強い人間なんていません。

しかしそれでも諦めたくない夢があった本田選手は、プロになるというその大きな夢を家族や友達に言い続けてきました。そうすることで、もし出来なかった時には恥をかくことになりますし、その中で応援してくれた人に対して申し訳ない気持ちになってしまいます。つまり、逃げ道を自ら切ったのです。

 

努力がなかなか出来ないあなたは自分の頭の中だけで決意をしていませんか?そして、もし努力が出来なかったとしてもなんのリスクもないのではないでしょうか。また、諦めることで遊んだり寝る時間が増えたりと、努力しないことが逆にメリットになってしまっていませんか?

本当に努力したいのなら退路を無くす。そのためにはまず周りの人に宣言してみる。今ならFacebookやTwitterを使えば多くの人に発信が出来ます。

「笑いたいやつは笑え!」と開き直って、カッコつけずに自分を変える決断をしてみましょう。

3,三日坊主は全然OK!歯磨きのように習慣化する

努力しようとする時にかなり張り切ってしまう人がいますが、努力をする際にテンションを上げてはいけません。なぜならテンションを普段よりも上げるということは、必ず下がるということになるからです。

結局始めはやる気を出して始めますが、やっぱりすぐにモチベーションダウンしてしまい三日坊主に。一度躓いたらもう起き上がることが出来なくなってしまいます。

つまり努力は「頑張るぞ!」と張り切って始めるものなのではなく、歯を磨くように、お風呂に入るように、ご飯を食べることのように習慣化すること。何も考えずに当たり前のような感覚にすることが大事です。

 

そして習慣化するには当たり前のようにこなすこと。時間や場所も決めて、毎日作業のように当たり前のようにする。時間も短くしましょう。長いと疲れてしまい続かないし、今日はこんなに出来たぞという達成感は、次の日には「昨日やったし今日はご褒美だ」という逃げ道になってしまいます。

また、三日坊主もまったく問題がありません。歯磨きもお風呂もめんどくさいとたまにサボりますよね。それでも全然落ち込む必要はありません。ただ、3日後に気づいたらまた再開すること。歯磨きをサボったからといって一生やらなくなるなんて人がいないように、習慣化させることで継続していくことが出来ます。

焦らずに自分のペースで。周りと比較することもありません。実際に行動してそれを継続させることが一番大切なことです。

4,頭がいい人は努力が出来ない?!

変に頭がいい人は努力が出来ません。変に頭がいいというか、「自称頭がいい人」とも言えるかもしれませんね。努力することは能力がない人がすることであって、ちょっと頭を使えばわざわざ苦労しなくても楽で簡単な道を見つけ出せることが出来ると思っています。

ですが実はこれはあながち間違ってはいません。どれだけ努力したとしてもそれが先に続くものでなければムダな時間と労力を使ったことになることも確かにあります。

 

しかし、忘れてはいけないのは、成功する人達はもれなく全員が努力をしています。テレビでチヤホヤされているアイドルも1から歌とダンスのレッスンをして、ステージでは何度も失敗を繰り返しながら日々努力をしてきたはずです。

また、起業家の堀江貴文社長は寝る時間以外の全ての時間を仕事に費やしていました。そして、努力する方向が間違っていなければ誰でも成功出来ると言います。才能なんか必要ありません。

 

少しでも楽な道を見つけるのは間違いではありませんが、それが努力しなくてもいいということにはなりません。

変な知識が邪魔をして何も動き出せないでいるのであれば、何も知らない人の方が行動力があり、無知ということを自覚しているので努力を惜しまずに行動することが出来そうです。

5,成功か失敗かと結果にこだわりすぎる

なぜ努力しないのかの理由のひとつとして、努力をした結果、報われるのかどうかが分からないからだと言います。もしそうなった時は今までの苦労が水の泡になってしまい取り返しが付かないことになるし、思いっきり転んだところを周りに見られるのも恥ずかしいし、だから「どうせ努力してもムダだ」とやる前から諦めてしまいます。

ですが、成功や失敗はひとつの結果でしかありません。失敗しても死ぬわけじゃないし、成功したからと言ってそのままの状況が一生続くわけでもありません。

 

大切なのは、自分が経験値を積むこと。成功することが大切なんじゃなくて、成功するために動けるような行動力や、失敗から学んで次に生かせるような応用力など、全ては自己成長のために努力し行動するんです。

なので結果を考えることは実はまったく意味がありません。やって成功するかしないかではなく、やりたいと思ったときに行動が出来るかどうか。そうしないと一生何もせず、さらには失敗すら出来ずに平凡な人生を送っていくしかなくなってしまいます。

6,努力をしていると思わない

努力するというと、とっても大変なことのように感じますが、実は努力すること自体は目的ではありません。行動することが大切なんです。

人によって同じ事でも辛いと感じながらやっている人と、楽しみながら出来ている人がいます。例えば毎日のジョギング。ダイエットのためにと重い腰を上げて嫌々努力している人と、何も考えずに当たり前のように黙々と走りに行く人もいれば、走るのが楽しいなんて人もいるわけです。

同じジョギングでも人によって感じ方は様々。しかし、いずれにせよジョギングしたという効果は誰もが一緒ですよね。

 

ホリエモンは寝る時間以外の全てを仕事に使っていたといいましたが、もちろんボロボロで死にそうになりながらやっていたわけではありません。自分で立ちあげたビジネスを大きくしていくことが楽しいと感じ、遊びにいくよりなにするより仕事をしていたいと思っていました。

また、メジャーリーガーのイチローも小学生から現在も現役で野球を続けていますが、毎日ダルいからだをムリに起こして練習しているわけではありませんよね。

 

「何かをしなくちゃいけない」という事をやり続けることはとても難しいです。なので、努力できない人が努力するには、努力を努力だと思わないようにすること。

どうやったら毎日続けていけるか。どうしたらもっと楽しみながら出来るようになるか。なんで努力するのか。努力した後どうなりたいのか。そういった楽しいビジョンを持つことで意外とカンタンに行動に映せるようになるかもしれません。

まとめ

以上努力出来ない人が努力出来るようになる6つの方法でした。まとめると、

  1. 「出来ないと」決めつけずに「出来るかもしれない」と思ってみる
  2. 周りの人に宣言して退路を無くす
  3. 三日坊主しても四日目に再開すればいい
  4. ムダな知識を捨てて一から挑戦する
  5. 成功、失敗ではなく経験値を積む
  6. どうしたら楽しみながら出来るか考えてみる

努力をイメージすると、修行のような、辛く厳しい道のりを想像してしまいます。

しかし、やはり今の時代そういったことは誰でも続きません。さらに自発的にやっているような個人の目標ならなおさら挫折してしまいますよね。

なので、努力に大切なことは、努力を努力と思わないくらい習慣化してしまうこと。そして、なにより努力して成功した後の自分を想像してワクワク楽しみながらやること。これが一番の方法です。

 

失敗してもまたやり直せばいいだけです。努力しようと意気込まずに肩の力を抜いて、ゲーム感覚で楽しみながら気軽に初めてみましょう。