「やる気を出す方法」を見てもやる気が出ない人でも必ず出せる6つの方法(闇ver)

「おれは本気を出せば誰よりも出来る」

そんな感じに思っていた中学時代。テストでは前日にちょっとノートを確認する程度で平均点以上を取ってしまう私は、必死になって勉強している人たちを見ては心の中で笑っていました。

また、やる気を出して張り切っているやつは暑苦しいし、煩わしいし、頑張った結果もし失敗なんてしたらかなり恥ずかしい。そう思っては、みんなが頑張っている中やる気を出さず余裕で生きている自分がなによりかっこ良いと思っていました。

しかし、それも中学まで。高校受験はやる気を出さないと絶対に受かりません。だけどずっとやる気を出していなかった私がいきなり動き出せるはずもなく、結局勉強をしないまま、どの学校も受からずに親を泣かせてやっと気付くんです。

「おれはやる気を出せばスゴイ」と思ってたけど、本当は「やる気を出すこと」そのものが一番難しいということに。

 

学生時代はテストの前の日だけ頑張れば良かったかもしれませんが、社会に出るとそういったテストの日はありません。

では、特に頑張る日はないのかというとそうではなく、常にやる気を出していないと、その積み重ねで取り返しのつかないことになってしまうんです。

しかし、すっかりやる気ない生活が染み付いてしまって、やる気の出し方を忘れてしまった今、何をするにも手が付かず、ネットを見たりゲームをしたり寝て過ごす毎日から抜け出せない人は私だけではないかもしれません。

 

さて、そんなどうしようもない私だったんですが、あることがキッカケで自分では信じられないほどのやる気を出すことが出来たんです。そして、無職から起業し、今では会社を経営することが出来るようにもなりました。

というわけで今回は、私の体験を元に、本当にやる気を出して行動出来た方法をまとめていきます。ちなみにこれは、巷に溢れるような一般的な方法ではないので、誰にでも使える方法ではないかもしれません。が、確実にやる気を湧き上がらせることが出来る方法です。

やる気を出したい。自分を変えたい。今の生活から抜け出したいと本気で思っているあなたには役立つはずです。是非チェックしていってください。

ポジティブな正論ではやる気が出ない理由

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さて、やる気を出す方法の前にまず、今までの方法ではやる気が出なかった理由から話していきます。

一般的な「やる気を出す方法」とはどんなものがあるのでしょうか。

  • 目標を持とう!
  • 目標に期限を持とう!
  • 体を動かしてみよう!
  • 仲間と意見をかわそう!
  • 明るい未来の自分を想像してみよう!

私もこれらは聞いたことがありますし、実際に試したりもしてみました。

が、結果から言うとまったく効果がありませんでした。

こちらがその理由です↓

1、言われなくても分かってる

これらのポジティブな方法。聞けば納得はしてしまいますが、正直言われなくても全て分かっていることなんですよね。

そりゃみんなで元気に健康に目標に向かって高め合いながら出来たらそりゃ頑張れそうですが、私自身そういった烏合の衆アレルギーを持っているために、体が拒絶してしまうんです。

また、こういった正論というのを聞くと、なぜか反発したくなってしまう性分でもあります。まるでお母さんから、

「いつまで寝てるの!もっと早く起きてジョギングでもしてきなさい!」

と言われてるような感じ。「分かってるようるさいな!」と反発したくなるし、正しいと頭が感じても素直に取り組むことは出来ませんでした。

2、やる気は上げると下がる

「やる気が出る方法」と聞いたあなた、もしかして「よーしやる気が出てきた!!やるぞーーー!!!」という状態になるような方法を求めていませんか?これは身を持って分かったことなのですが、これだけはしてはいけません。なぜなら、やる気は上げると下がるからです。

人には平均熱量みたいなものがあると思います。普段のあなたのテンションの平均ですね。

そこで、一時的に熱量を増やしたところで、時間が経てば必ずまた平均熱量に戻ります。なぜならテンションが上がりっぱなしだと疲れてしまうし、周りからも「どうしたの?無理してる?」と怖がられてしまうからですね。

そして、もしあなたがやる気を出さなければいけないことが地味な作業のようなものだった場合はもう大変です。一時的にはやる気が出るけど1時間続けてみましょう。ドーピングが切れてすぐに中断。「今日はここまで出来た」と満足してグッスリ寝床に付き、もう起き上がることはありません。

 

「やる気を出す」と聞くと、情熱に溢れた姿を想像しますがそんなものは必要ありません。本当の意味でやる気を出すには、もっとフツフツと湧き上がるような、静かなやる気です。

やる気と言えば松岡修造ですが、あの人は毎日やる気を出しているのではなくあれが平均熱量なんです。なので、松岡修造に憧れて一時的に燃えるのではなく、やる気を「持続させる」方法を実践するべきで、それはポジティブな言葉からでは作れません。

3、別に出さなくても死なないから

「やる気を出す方法」ではありますが、結局出す方法は出す方法です。自分で出さなきゃならないんです。

つまり、出さなくてもなんら問題はないわけです。もし出来なくてもリスクも負わないしダメージも喰らわないですもんね。

そんな「やってもいいけどやらなくていいこと」を略すと「やらなくていいこと」に変換されてしまうために、結局しないままで終わるでしょう。

 

なので、正確には「やる気を出す方法」ではなく、

「やる気が思わず出ちゃう方法」

を探すべきであり、

「やる気を出さなきゃ死ぬ環境」

を作ることが最重要なのだと心で実感しました。

怒りと憎しみで埋め尽くせ!やる気を叩き起こす6つの方法

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さて、「やる気を出す方法」の本質が見えてきたでしょうか。

「やる気は出す」ことに対して私の辿り着いた答えは、テンションを上げてポジティブに情熱的な自分になることではなく、もっと黙々と、何かを企んでいるかのようにブツブツ呪文を唱えながらも目だけは輝いているような状態を継続できている状態のことを差すのです。

というわけで次には実際に私がやる気を出すことに成功した方法をまとめていきます。これは親や友人、偉い人などが言ってくれるような優しい方法ではなく、誰もオススメすることのないような、言わば闇の方法を、悪魔の数字と言われる6つに分けてまとめていきます。

常識を捨て去り、悪魔に心を売ってでもやる気を出すぞという気持ちで御覧ください。

 

1、大事にしているものを捨てなさい

何か新しいものを得るには、今手に持っているものを捨てないといけません。ゲームでもよく「荷物がいっぱいで持てません」って出ますよね。

なので、本当にやる気を出したいのであれば、大切なものは全て捨てましょう。

  • ゲームや漫画は全て売りに行きなさい(遊びを捨てる)
  • 実家に住んでいるのならすぐに家を出なさい(家族を捨てる)
  • 彼女?今スグ別れなさい(甘えを捨てる)

「そこまでしたくない。たまにやる気が出せればいいんだ」という人は構いません。

しかし、それ以上のものを得たいのであれば、それと同等の価値を生け贄に捧げることが必要。そして「捨てたものは絶対あとから取り返す」という想いが、なによりやる気を継続させる力となります。

2、お金を賭けなさい

やる気が出る時と出ない時を思い出してみましょう。そうすると普段の生活で1つ思い浮かぶものがあります。それは、お金がかかっているか、いないか。

  • いい大人が集まって何も賭けずにポーカー。飽きずに何時間遊べるでしょうか。
  • ゲームセンターと実際のパチンコでは、どちらが台をパンチする人が多いでしょうか。
  • ゲームアプリを無課金でやっている人と、もう10万円は課金した人、どちらがゲームを消去出来るでしょうか。

人間の「ソンしたくない」という気持ちはとても強いです。「トクしたい」よりも「ソンしたくない」の方が上回ります。私もスポーツジムに行こうと思いながらもほとんど行ってなかったのですが、月契約した瞬間ちゃんと行くようになりました。

 

言いたいこと、分かってきましたか?そうです。そのことに対して、もしやらなければお金をソンする状況を今すぐ作りなさい!ノーリスクでやる気を出したいだなんて図々しいですね!

私は、まずは個人的に「いつまでにどこまでやる」というノルマを設けました。そしてそのノルマを信頼出来る友人に話し、10万円を渡して言いました。

「もしこれを出来なかったらこれはもらっていい。しかし達成したら返してくれ!」と。

なぜ先に渡したのかというと、「出来なかったら10万円払う」とした場合、出来なくてもきっと払わないし、相手も「約束しただろ早く払え!」なんて強要はしてこないでしょうし、あなたもそれを分かってるので甘えてしまいます。

一度でもお金が手元を離れることにより、より実感出来、取り返すぞという強い思いが継続出来るんです。(お金の他にも我が子やペットなどを賭ければよりやる気が出せるぞ。)

3、大げさに公表しろ

さてここで問題です。人間が一番大切にしているものはなんでしょうか。

お金?愛?自分の命?残念ちがいます。

自分の命よりも大切なもの。それは「立場」です。「ウソ?」って思うかもしれませんが「マジ」です。

 

日本の死因NO.1は自殺ですが、このほとんどは立場を失ったものです。例えば家族があるのにリストラされてしまった場合、職場での立場を失い、家庭での立ち位置をなくしてしまった人が、次々に自殺していってしまいます。

つまり、人は立場を失うことで死を選んでしまうことがあるくらい、立場が大事なのです。なので、さらにやる気を求めるあなたは是非この命より大事と言われている「立場」を賭けてみましょう。

 

やり方は簡単。やる気を出すためにやらなくちゃならないことを、たくさんの人に公言していきましょう。特に大げさに、かなりデカイことをでっかい声で言いましょう。例えば、

「仕事なんか辞めて独立するわ!半年で年収1,000万円は余裕で超える会社にするから、お前ら今のうちにおれに媚びておいた方がいいよ」

とFacebookにアップしましょう。こうしておけば、もし出来なかった時には拍手喝采。全員から蔑んだ目で「ざまーみろ」「口だけの◯◯野郎」と卑下されるでしょう。

 

どうでしょう。私は明らかにお金を失うよりもこちらの方が苦痛です。そして、言ってしまったからにはもうやるしか選択肢がなくなります。「やる気が出にゃ〜い」とか「ねむたひ〜」とか言っている暇もなくなりますね☆

4、周りは全員敵だと思え

3のように、人に大きなことを公言していると、必ずと言っていいほど、あなたを妬んだり嫌味を言ってくるような「敵」が出て来ます。

その時はかなりムカつくだろうし、時には言い合いになってしまうこともあるかもしれません。なので一般的には「何か言ってくるやつは無視しろ」なんて言われますが、実はこの敵こそがやる気を出すためには無くてはならない存在だったんです。

 

マラソンに例えます。観客の全員が「君なら出来る!」「頑張れ!」と応援してくれた場合、私だったらあまり頑張れません。なぜなら、もちろん初めは頑張るけど辛くなってきた時には『みんな優しいから決して負けても「大丈夫!次があるよ!」と言ってくれそう』だと甘えてしまうからです。

しかし、では逆に観客の全員が「もう限界なんじゃねーか」「どうせ無理なんだから早く諦めろ」と罵声を浴びせてきたならば、下を向きながらも歯を食いしばって、普段以上の力を出して走るタイプです私は。

 

もちろん応援してくれたり心配してくれる大切な人もたくさんいるはずですが、自分にとってマイナスな人も大きな原動力になるのです。

5、卒業アルバムをおいておけ

作業をする時に、デスクに恋人や友達の写真を飾っておけば、やる気がなくなってきたらそれを見て元気をもらえる・・・、なんて嘘です。間違いなく電話して遊びに行くでしょう。

手元に置いておくのは殺意がわくもの、怒りがこみ上げてくるものでなくてはなりません。

私は卒業アルバムを置いて、私の好きな女子を奪っていったクラスのイケメンを見て、「必ずこいつよりも良い人生を手に入れるしかない」とやる気を保ちました。

どう思われるかは分かりませんが、キレイ事ではなく実際に私のモチベーションとなったのは、「そういった嫌なやつが幸せそうにおれを見下す笑顔を想像すること」だったのです。

6、無心になれ

前半でも言いましたが、やる気を出す必要はありません。テンションを上げたり下げたりするだけでも疲れてしまいます。

なので、いかに無心で、何も考えずに作業に打ち込めるかがかかってきます。何も望んではいけません。目標なんていりません。ただ、機械のように目の前にあるものをこなしていきましょう。

また、その結果成功しようが失敗しようがテンションを変える必要もありません。結果がどうであれ、ここまでやってきたことは事実であり経験として残ります。また、失敗した時には「では次にどうすればいいのか」を冷静に判断し、再び無表情で取り組みましょう。

あと最後にもう1つ。三日坊主はダメだと言いますがこれも誤りです。三日坊主も10回やれば30日。100回やれば300日です。中断したりたまにサボるのなんて一向に構いません。一番恐れるべきは途中で辞めてしまうことなのですから。

あとがき 〜憎しみはなにも生まない〜

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やる気を出す。簡単な言葉ですね。育ちも環境も才能も何も関係なく、誰にでも出来るはずのことです。

しかし、なんでこんなに眠いのってくらいこのやる気がどうしても出せない。それくらいやる気を出すっていうのは難しいことですし、このやる気を出すのか出さないのかで人生がそっくりマルマル変わってしまうんです。

そして、様々なポジティブな方法を試してもまったく出ないという結果。そして、最終的にやる気を出した方法が悪に身を染めるこれらの方法でした。

そして、その結果、本当に今までの自分とは考えられないくらいの行動力が出まして、私の場合はそれを1年ほど続けて会社を経営するまでになったんです。

 

しかし、この場になって思ったのは、今まで原動力にしていた憎しみや恨みは、実は何も生まないということでした。

ここに来るまでにたくさんの物(人間関係)を捨ててきました。そして、それはもう取り戻すことが出来ません。

また、今まで見返してやりたいと思っていた人にその後会うと、なんと、私のことなんてなんの興味も持っていなかったんです。私が成功しようが失敗していようが、人は自分のことで精一杯。他人のことに全然興味なかったんです。

そして見返すことも自慢することも出来ない私はその時に気づきました。本当の敵なんていない。それは全て自分の頭の中に作り上げた幻想だったんだ、と。

 

このように悪に身を染めますと、信じられない行動力を得ることが出来ます。しかし、その結果得るものは、あまりありませんでした。

試すも試さないもあなた次第。しかし、少しでも自分を変えたいと思っているけど平和ボケしちゃってキッカケが掴めない人は方法の1つとして参考にしてはいかがでしょうか。

だって、なにより一番恐怖しないといけないのは、やる気が出さずに何にも挑戦出来ず、ぬるま湯に浸かりながらなんとなく生きていくことなのですから・・・。