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「誰かに認められたい!人よりも目立ちたい!うらやましがられたい!」
そんなことを思いながら、常に人と比べたり周りの目を気にしながら生きている人っていますよね。まぁ私なのですが・・・。こういった「自己顕示欲」は人間ならきっと誰もが持っているものだと思います。
ただ人によってこの強さが違い、自己顕示欲が強く他人に認められたくてしょうがない人はいつまでたっても満足できず、何を手に入れても他人の持っているものをうらやんでしまう。
海外旅行に行っても、車や時計を買っても、それ自体には意味はなく、それを自慢して初めて満足感を得るほど、病的に強くて悩んでいる人もいるかもしれません。
もう一度言いますが、自己顕示欲は多かれ少なかれ誰にでもあるものです。そして、この欲は上手くコントロール出来れば人生をプラスに導くことが出来ます。しかし、自己顕示欲が強すぎると中毒のようにSNSに自慢投稿をする毎日から離れられなくなります。
というわけで今回はそんな自己顕示欲を抑えて、上手くコントロールする方法をまとめてみました。
悩んでいるあなたは是非チェックしてみて下さいね。
目次
アピールしたい気持ちを抑えるべき4つの理由
どこか行った時や何かを買った時などに、ふと「誰かに言いたい!」と思うことってありますよね。
しかし、待って下さい。もしただ純粋に友人とシェアしたい程度なら問題はありませんが、もし自己顕示欲から「優位性をアピールしたい」という気持ちに気付いたなら、踏みとどまるべき4つの理由があります。
SNSの投稿ボタンを押す前に、一度この4つの理由をチェックして、本当にアピールするべきかを確認してみて下さい。
1、満たされることはない
自己顕示欲は、食欲・性欲・睡眠欲と同じくらい強力な「欲」と言われています。
食欲ならご飯を食べれば満たされますし、眠れば睡眠欲が満たされますよね。そのように、誰かにアピールして認められることで自己顕示欲も満たすことが出来るでしょう。
しかし、ご存知の通り、欲は満たしても満たしても次の日にはまた湧いてくるものです。どれだけアピールしても次から次に足りないものが出てきてキリがありませんし、本当の意味で満たされることはないんですね。
また、食欲を満たせば血や肉となりますし、睡眠欲を満たせば体や脳を休ませることが出来ますが、自己顕示欲はどれだけ満たしても何も得がありません。
つまり自己顕示欲は満たされることもなければ、満たしたところで意味のないものとも言えます。
2、誰もあなたに興味がない
みんなあなたに興味があるように見えて、本当のところはどうでもいいと思っています。あなたがどこへ行って何をしようが、成功しようが失敗しようが、実はどうでもいいのです。
なぜならみんな自分の生活で精いっぱいだからです。人がどうしようが自分の生活は変わらないし、明日も朝起きて仕事に行かなくちゃならない生活は変わりません。ようするに、他に考えなくちゃいけないことがたくさんあるんですね。
私もこれを知ってなんだか寂しい気持ちにもなりました。誰も興味を示してくれないなんてとっても孤独ですよね。しかし、私自身もそうだということに気付いたんです。
「周りの人が気になってしかたない」と言っても本当のところは自分のことばかり。実は他人の近況よりも、自分が他人にどう見えているかしか気になっていませんでした。
自分が自分のことにしか興味ないように、周りも自分のことで精一杯。そんな中で誰かにアピールしたところで、実は相手からしたら全然興味がないこちらの一人相撲になっているのかもしれません。
3、敵を増やすだけ
自慢をしたり自分をアピールした結果生まれるものはどんなものがありますか?具体的なメリットはどんなものがあるでしょうか。
ちょっと大げさですが、宝くじが当たったとしてそれを人に言ったときにどんなことがおきるかで例えてみましょう。大きく3つの反応に分かれます。
- 「よかったね!すごいね!」と素直に喜んでくれる人。この人達はもうすでに仲のいい人達で、あなたの自己顕示欲を満たしてくれます
- いい顔をして寄って来る人。そんな人たちに囲まれてちやほやはされますが、この人達はあなたのお金を目当てで寄ってくる人です
- 妬んでくる人。陰で悪口を言われるくらいならかわいいもので、嫌がらせをしてきたりお金を奪おうとする人まで出てきます
宝くじは大きな例ですが、一番人の傾向がわかりやすいですよね。そして、人に自慢すると宝くじに限らずこの3タイプの人間が現れます。
そしてこの3つに共通することは、いずれの反応であっても、あなたに具体的なメリットをもたらす人はいないということです。
自己顕示欲を満たすためのアピールの結果、本当の友達が出来ることはまずなく、増えるのは敵ばかり。一瞬だけあなたの欲が満たされる程度で、後は自分にとってマイナスの要素しか増えないんです。
4、恥ずかしい人だと思われてる
SNSに投稿して「いいね」を貰ったり、実際に人に自慢して「すごい!」と言ってもらえたとします。しかし、相手は本当にそう思っているのでしょうか。素直に憧れを持ってくれているのでしょうか。
逆に、そういった自慢をする人に対してあなた自身はどういった印象を受けますか?
- 「また自慢が始まった。早く終わらないかなぁ」
- 「常に注目されていないと気が済まないんだなぁ」
- 「空気が読めないのかな?つまらない」
- 「構ってちゃんなんだな。かわいそうに」
という感じで、心の中ではこう思われることがほとんど。自己顕示欲が強く、それを抑えられていないことは周りからしたらバレバレなんですね。
なぜなら、誰しもに少なかれ自己顕示欲があり、だけどそれを満たすことなんて出来ないし、そういったアピールをすることは恥ずかしいことなんだと分かっているので、みんなはそういったことを我慢しているからなんです。
なので、そんな中自分だけがかまってくれとばかりにアピールすることは恥ずかしいことだと言うことを理解し、もし「言いたい!」と思ってもグッと堪えましょう。
「それでもまだ抑えられない人は」
自己顕示欲を満たそうと人にアピールしたところで、
- 満たされることがない
- 誰も興味がない
- 敵を作るだけ
- 恥ずかしいと思われる
こういったデメリットがあるため、アピールや自慢をしたくなっても抑えるようにしましょう。
しかし、食欲・性欲・睡眠欲と同様に、我慢しようにも我慢できないのが「欲」ですよね。
「分かってはいるんだけど、やっぱりアピールしたい」
「でも、それでもどうにかこの自己顕示欲を抑えたい」
という人に、自己顕示欲をさらに抑える方法と、自己顕示欲を逆にプラスに働かせる方法。そして、本当の意味で自己顕示欲を満たせる方法をそれぞれ紹介していきます。
さらに抑える方法
「SNSを見ないようにする」
いまではSNSは無くてはならない存在になっている人も多いと思います。
なかなか会えない友達の近況を知れるので、会っていなくても懐かしい感じがしなくなりますし、誰かと繋がっていることを感じられるので寂しさを紛らわすことも出来ますよね。
しかし、SNSはいうならば自己顕示欲の集合体です。
「恋人ができた」「車や家を買った」「誰とあった、どこにいった」「結婚した」「子供産んだ」・・・
そういった投稿を見ているとやっぱり羨ましく思えてしまい、その人自体を嫌いになってしまうなんてこともあるかもしれません。
また、自分自身でもたくさん投稿して注目を集めたいと思っても「いいね」や「コメント」の少なさが気になってしまったりしてイライラしてしまう。もしこんなことがあるなら、とても良くない兆候です。
毎日欠かさずチェックしているSNS。生活の一部になっているとこれが当たり前になりますし、もし見ることを辞めてしまうと他との繋がりが無くなってしまうようにも感じて怖くなってしまうかもしれません。
しかし、実際はSNSがなくても繋がりは無くなりません。私の友人はSNSをしていませんが、電話したり会ったりして近況を直接話していますし、そこに自己顕示欲のような「よく見られたい」というような欲は出てきません。
もしこれらのようにSNSがあなたのストレスになっているようなら、一度そこから解放してみましょう。やっている時は「SNSを辞めるなんて絶対にできない」とまで思ってしまう中毒性がありますが、実際離れてみても意外と普通ですし、もっとリアルでの人間関係を大事にできるようになり心もポジティブになれます。
プラスに働かせる
「行動力に変える」
自己顕示欲が強いことはなにも悪いところばかりではありません。常に現状に満足出来ずに「人より良くありたい!」という気持ちは、さらに高見を目指せますし、結果を出すことにもこだわれ、それが行動力の源にもなります。
また、自己顕示欲が弱ければ「目立ってもしょうがない」というところが行動を制限してしまうために、こうはなれませんし、 逆に言えば、アーティスト・社長・芸能人などの成功者は自己顕示欲が最も強い人であるともいえますよね。
テレビに出たいとまで思えるような自己顕示欲の強さを、ただSNSで小さな自慢をして満たすのではなく、行動に移して結果を出す。それは本来デメリットしかない自己顕示欲を有意義に働かせる方法です。
そして、「会社を作って社長になったぜ!」「歌でCDを出したぜ!」「テレビに出たんだぜ! 」というような自慢は、その裏に多くの努力がありますから自分自身も自信を持てますし、それを見た人からは嫉妬ではなく、そんなあなたに刺激され本当の意味での憧れを持ってくれます。
誰かに認められたい、アピールしたいと思うのであれば、それを行動力に変えて、大きなことを成し遂げる原動力にしていきましょう。
本当の意味で満たす方法
「ありがとう」
「誰かに認められたくてしょうがない」と人に自慢をいくらしたところで満たされないのはなぜでしょうか。
それは、それによってあなたに投げかけられる言葉に問題があります。
「すごいね」「うらやましい」「さすがだなぁ」「いいなぁ」
これらの言葉は勝敗を分ける言葉です。
何かのステージにおいてその人が負けを認めるような言葉です。 誰かに勝って、相手を負かせる。その奥には憎しみや妬みがあり。そんな言葉をかけられ続けても心から満たされることはないでしょう。
しかし、一つ、勝敗のないお互いがプラスになる言葉があります。それは小学生に入る前から知っている言葉「ありがとう」です。ありがとうという言葉の中に負の意味はなにもありません。
そして、ありがとうという言葉でも、いや、この言葉のほうが、よりあなたの自己顕示欲を満たしてもらうことが出来るんです。 誰かに認められたい。そう思ったときには、誰かにありがとうと言われるようなことを探してみてください。
- 誰かに認められたいなら、誰かを認めてあげる
- 自分にないものを羨むのではなく、今持っているものを大切にする
- 自慢するために時計を買うくらいなら、親をご飯に連れていく
冒頭で、
「食欲は栄養になるし、睡眠欲を満たせば健康を維持出来るが、自己顕示欲は満たしても何にもならない」
という言葉がありましたが、このようにたくさんの「ありがとう」を集めて自己顕示欲を満たすことが出来れば、本当の意味での幸せを手にすることが出来そうです。
まとめ
以上、自己顕示欲が強い人に向けてまとめてみました。
最後はまさかのとっても暖かいお話で締めることが出来ました。意外な展開になってしまいましたがいかがでしたでしょうか?
例えば食欲には、健康を害するほど太ってしまっていて命の危機があるにも関わらず、食べるのを辞められないほどの強さがありますが、自己顕示欲も強い人にとってはそれほど強く厄介なものです。
しかし、その自己顕示欲は、食欲と同様、どれだけ満たしても良い結果を生まないどころか、どんどんマイナスに働いていってしまいます。
しかし、欲はどれだけ意識しても抑えることが出来ません。ではどうすればいいのか、よく考えてみました。その結果、
- 自己顕示欲を煽るSNSを辞める
- 自己顕示欲を行動力に変えて、その結果で満たす
- 自己顕示欲は「ありがとう」で満たす
この3つの方法にたどり着きました。
この記事を見た人がもっと自己顕示欲とうまく付き合えるキッカケになれたらと思います。是非お役立ててみて下さい。