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自分勝手で地球は自分を中心に勘違いをしているワガママ。一度決めたことは周りが何を言っても聞かないしドンドン巻き込んでいくどうしようもない人を「自己中」と呼びます。
やっぱりそんな自己中では社会に出てもうまくやっていけないし、人間関係も苦労してしまうので、是非直しておきたいところですね。
と、そんなわけで昔は自己中心的でワガママだった私なんですが、ある時に注意するようになって、いちおう人の意見を聞いたり、空気を読もうとしてみたり、突発的な行動を控えて、周りに合わせるようにしてみました。
確かに大分トラブルも減ってきたし、友達も少しずつ増えて、結果良くなっていた・・・、はずだったんですが。しかし、その分自分の中の何かが変わっていってしまって、ある意味大人になってしまったというか、丸くなったというか。面白くない人間になってしまったようにも思えました。
周りに合わせて行動することは大事ですし、もちろん人に迷惑をかけることもしてはいけないことですが、かといって周りに合わせることが本当に大切なことなのかというとクエスチョンマークです。
そして、自分の周りで自由に楽しそうに生きている人はもちろん、有名な成功者達の多くは、周りに馴染めないような人だったり、人を振り回すような、ようは自分勝手でワガママな自己中が多くいたんです。
「自己中は直した方がいいよ」というのは常識で当たり前のことかもしれませんが、本当にそうでしょうか。
自由奔放に生きている人はもっと自分を貫くこと。そして、周りに流されやすい人はもっと自分の思い通りに生きてみてもいいんじゃないでしょうか。
というわけで今回は、数々の自分勝手な成功者達を例にしながら、自己中に生きることのメリットをまとめてみました。
目次
周りの言葉は聞かなくていい理由
社会に出たり、その他の集団生活では、周りの人達とうまくやっていかなくてはいけませんね。しかしまったく同じ価値観の人などいないから、人それぞれ不満が出てくることは仕方がないことです。
そんな時には一般論を基準にして、そこからはみ出た非常識な人が悪者になってしまうわけなんですが、そこで人の意見を聞いて一般常識の中に入ることが良い事なのでしょうかというと、一概にYESとは言い切れません。
その理由をいくつか紹介していきます。
大切な人ほど過保護になる
周りの人。特に深い仲の人ほど過保護になると言います。つまりどういうことかと言うと、あなたの周りの人はあなたに「成功して欲しい」と思うよりも「失敗して欲しくない」と思っているのです。
今の生活に満足出来ないという向上心があっても、それでも恵まれた今の生活でいいじゃないとなだめられますし、現在が不幸ではなく、それなりに楽しくやっているのならば、全てを失ってしまうようなリスクを負うこともないと思ってしまうんです。
それは相手のことを本当に心配してのことだとは思いますが、自分の人生は自分のものであって、自分の幸せは他人が決めるのではなく、自分自身が決めるものなんです。
成功するということは、一般的な生活から抜け出すということ。周りが心配して言ってくれるアドバイスは全て一般的な意見。良かれと思ってかけてくれた心配がもしかしたら成功への足かせになるということにもなりえます。
8:2の法則
世の中の事は全て8:2に分かれてしまうと言われています。これを8対2の法則と言います。
例えば働き蟻は毎日一生懸命エサを運んで一生懸命働いていますが、実はちゃんと働いているのは8割の蟻のみ。残りの2割は働いているフリをしています。つまりサボっているんですね。
ではサボっている2割の蟻をリストラして、真面目に働く8割の蟻だけにするとどうなるか。なんと、その中の2割がまたサボりだしてしまいます。これは自然の法則で、どうしたって2割はサボってしまうわけなんですね。
そしてこの人間界でもこの法則に当てはまります。世の中の8割もの富は人口の2割で支配していて、残った2割の富を8割の人間で分け合っています。つまり世の中で成功するのは2割。(実際はこんなにいませんが)そしてその他大勢の8割は平凡な暮らしと言えます。
なので、一般常識に従ったり周りに合わせるということは世の中の8割の中に入るということ。もし2割の中に入っていきたいのであれば、周りとは違った行動をし、周りとは違った考え方をする必要があるということです。
その場所に満足しているか
よく漫画やドラマなどで出てきますが、誰でも出来るような仕事についた場合その集団ではパチンコや競馬などのギャンブルが流行っていて、自分も同じような趣味を持たないと輪に入っていけないなんて状況を目にしたりします。
他にも、こんな例え話を聞いたことがありますが、世界的に有名なF1レーサーのシューマッハ。彼がもしF1レーサーにならずに、タクシーの運転手になっていたとします。それを見たあなたはなんて言いますか?おそらく「君はこんなところで普通に働いている場合じゃない。今すぐF1レーサーを目指すんだ!」と言うでしょう。
今の場所や環境に満足しているのであれば、今ある環境に馴染む努力をするべきなのかもしれません。しかし夢や理想があるのであれば、今がどんな状況でもブレずに、周りに流されずに生きていくことも大事ですし、そこにムリして溶け込んでいく必要もないのかもしれません。
成功するにはどれだけ無視出来るか
私達は「大人の言う事をちゃんと聞きなさい」と言われて育ってきました。しかし、それは失敗しないために生きていく常識であって、成功するための常識とは正反対です。
成功するにはどれだけ周りの言葉を無視出来るか。周りの人が全員成功者なら話は違うかもしれませんが、そうではない人達の意見を聞いていては理想に近づくことなんて出来るわけがありません。
そして、なにより一番無視するべきなのは、自分自身の心の声です。なにかをする時にはいつも心の奥からネガティブな反応が聞こえてきませんか?
- 「やっぱり自分には無理かもしれない」
- 「本当にこれで合ってる?もっといい方法があるかもしれない」
- 「今日はもう終わり。明日から始めよう」
そういった悪魔の囁きのような声を無視して、自分勝手にワガママに、自己中心的に行動出来たならほとんどの事はうまくのかなと思います。
周りに合わせた結果
私は学生の頃はとてもワガママでした。自分の思った通りにいかないとイラつき、勝手に一人で行動したりと周りのみんなを振り回してしまいました。
それに気づいた私は自己中心的なところを直そうと努力し始めました。仕事も営業をしていたので、自分よりも相手の気持ちを理解したり、空気を読む力がとても大切だと思ったからです。一般的に言うと「大人になった」ということでしょうか。
さて、そんな元自己中が自己中を直した所どんな結果になったのでしょうか。具体的に解析していきます。
結局楽しくない
自分を殺して誰かと合わせる。誰かといるときも自分の気持ちを出さずに何をするにも相手の顔を伺う。そうすれば以外と簡単に人間関係がうまくいき、色んなグループに入っていくことが出来ました。
気に入らないことがあっても「そんなこともあるよねぇ」と自分の意見を大声で叫ぶこともしないし、嫌なことがあっても笑ってすませればトラブルもなく平和に暮らせます。
そしてその結果、結局そのグループとやらに属してワイワイしていてもなにも楽しくありません。逆に言いたいことも言えずに我慢する環境ならムリに入ってもなんのメリットもないからです。結局人と違う人は、人と馴染もうが1人で孤独にいようが変わらないということです。
それならば、偽ることなく自分を出す。嫌なものは嫌、気に入らないことがあればちゃんと意見を言う。そっちの方が気が楽だし、その上で集まってくる人がいればなお最高です。
ひとりぼっちでいることは確かに孤独で寂しいですが、無理して友達を作っても楽しいわけではありません。
色んなことを諦めると後で後悔する
人の意見を聞いたり周りの顔色を伺っていると、圧倒的にチャレンジする機会が減っていきます。
あの時にしたかったこと、やりたいと思ったこと。人の目を気にしすぎたことで行動に移すことが出来なかった。そして、後になって後悔することがあります。酷い時は周りの人のせいにしてしまうことすらあるかもしれません。
また、中には心配だけでなく、嫉妬する人も多くいると思います。自分の環境や挫折したせいで夢を諦めざるえなかった人や、飛び込む勇気がなかった人は、他の人が上手くいくのを見てられないなんて人もいます。そして、いつまでも自分と同じ状況にいてほしい。または自分より常に下にいてほしいと思う人もいるかもしれません。しかし、そんなことで関係を続けても意味がないようにも思えますよね。
自分の人生だから本来なら自分の勝手に生きていいはずです。そして、人の話しを聞くのも無視するのも自分次第。最終的な結果は全て自分自信の決断で決まってきます。
どれだけゆずっても結局最後はひとり
周りに合わせて生きる。出来るだけはみ出さないように、自分より人を中心にして考える。しかし、結局最後は誰もが一人になります。
病気で死を直前にした人が決まっていう言葉があるそうです。それは、「もっと自分の好きな通りに生きてくればよかった。」今までたくさんの事を諦めてきたことを思いだして悔やみ、また、これだけ真面目に会社に尽くしてきたけど、もっと自分の時間を使えば良かったと思うそうです。
どれだけ周りに尽くしてこようが最後はひとりきり。その時に満足できる状況にいるかは、これまでにあなたがどれだけ自分のために生きてこれたかでも変わってきます。
もちろん、周りの人を大切にしたり、感謝することを忘れてはいけません。しかし、そのせいで自分を殺していたら意味がありませんよね。
この道を選んだ結果、今どうなるのかではなく、もっと先の将来の自分を想像する。そうすると、後々後悔することのない決断が出来そうです。
世界は自分中心で回っている
もちろん人に迷惑をかけたり巻き込むことはいけませんが、「世界は自分中心に回っている」このことは否定できません。
世界はまるでテレビゲームのようにあなたの視点で広がっています。殴られて痛いと感じるのは自分だけ。目を瞑ってしまえば簡単に世界を消すことが出来ますし、あなたがいなくなればあなたの世界は終わります。
つまりあなた目線の世界は一つしか存在しないんです。あなたの世界で紛れも無く主人公はあなた自信でしかありません。
それなのに周りを気にして生きる人生はなんだかもったいないですね。自分の好きなように好きな場所で好きなように生きて、後悔のない人生を送ることはいけないことではないはずです。
前を向いていると仲間も増える
自分勝手でも自己中でも、ワガママを言って人を困らせるようなすぐに横道にそれてしまうタイプと、みんなが動かない中で勝手にドンドン前に進んでいくタイプがいると思います。
その中でも後者のタイプでは、前に突き進んでいくとそれを見て後から続く仲間が増えてきます。ただ協調性を重視したグループは言うなら周りの人間や自分自身しか見ていない人達がほとんどなので、その場では支えあって生きてはいけますが決して前に進むことはありません。現状を維持することがこのグループの目的です。
一方前を向いて1人突き進んでいってもしそれに同調してくれた人がいたとしたら、互いに前を向いて歩いていける人と言えます。この場合、友達というよりも、仲間と言えるような人間関係が出来ます。
共に同じ方向を向いて行動することが出来る。何か新しいことに挑戦することに喜びを得られて、互いを刺激しあうことが出来る。そんなステージに立つことが出来るのは、自己中で周りが見えずに、けれど1つの方向を目指すことの出来る人でしか出来ることではありません。
我が道を行く成功者
自分勝手、自己中という言い方とは違うかもしれませんが、周りに協調しようとせずに自分を持って我が道を進んできた成功者達はたくさんいます。
そんな中でも特に気になった人達をまとめてみました。
本田圭佑「俺は孤立している。あえてね」
スポーツ選手、特に団体競技の場合、逆に自分勝手な人でないと成功出来ないんじゃないかと思います。
タイトルの言葉はサッカーの本田圭佑の名言として知られている言葉ですが、チームに溶け込んで慣れあうよりも一人で努力して集中するところを周りの選手にも見せる。いわゆるクラスのガリ勉タイプと言えるかもしれません。
団体競技でチームワークが大切なサッカーですが、小学生からプロを目指していた本田選手と、純粋にサッカーを楽しむ友達との想いのギャップというのはとても大きかったと思います。
自分はもっと練習して追求していきたいし勝ちたい。だけどやはり中には遊びたい、テレビを見たい、休みたいという人達も多くいたと思います。
そんな中でやる気を出してみんなを引っ張っていくことはなかなか出来ることではありません。自分自身の仕事などの環境に置き換えてみたらと想像してみると、「なに頑張っちゃってんの」と思われたり、めんどくさいやつと煙たがられるような気がします。
周りに合わせることがイコールいいことではありません。周りに合わせることはレベルを合わせるということ。もし自分がそれ以上を望むのであれば、時に群れずに孤立してでも自分を貫きとおすことが大事です。
堀江貴文
特別我が強い成功者と言って思いつくのがホリエモンです。テレビやメディアにも良く出ますが、その度にとんでも発言や暴露を言ったり、偉そうな人には特に噛み付いているイメージが強いです。
ホリエモンといえば今まで考えられないようなビジネスに取り組み成功させてきた起業家ですが、きっと周りの言葉を聞いていたらこんなに新しいことに挑戦はしてこれなかったと思います。
常識は全て疑う。「誰がそんなこと決めたんだ」と反発してみる。一般的な常識なんて無視して、自分で考えてこうだと思ったものには全力で取り組む。こんなに人生に自分勝手になれる人はなかなかいないとも思えたりします。
常識に捕らわれていたら地球はいまも四角いことになっているでしょう。空をとぶのも当時は非常識なことでしたから飛行機もなく旅行も行けなかっただろうし、科学も発展せずに原始的な生活を今でもしているでしょう。
「成功したければ変な人でなくてはいけない」なんて言葉を聞いたことがありますが、何かを成し遂げる人はやはり自分を信じて行動出来る人です。
まとめ
色々と自分勝手に書いてきましたが、それぞれの環境では賛否両論あるかもしれません。
もちろん「自分が良ければいいのか」と思うこともありますし、好きに動いた結果誰かが悲しむこともあるかもしれません。
しかし、それでもやっぱり自分の人生は自分が決めるべきです。そして、それでもどうしても捨てきれないようなやりたいこと、言いたいこと、夢を持つべきだと思います。
ベルセルクという漫画がありますが、その中に出てくる傭兵団団長のグリフィスは「自分の国を持つ」という壮大な夢を持っていました。そこでは今まで戦ってきた仲間達全員を捨てて夢をとる選択をしました。
何が正解なのかは分かりませんが、こうした自分勝手な行動が今の時代を作り上げたのも事実です。
自分よりも人のために
最後に、自分の人生は自分の好きに生きろと散々言ってきたわけなんですが、最終的には自分ではなく誰かのために生きる。これこそが幸せになれるひとつの方法です。
あの世と呼ばれる世界でのお話ですが、大きい鍋に食べ物が入っていて、それを数人で食べるわけなんですが、それを取るための箸が1m以上あり、自分で食べようとしても口に届きません。
そんな時に、ある人達は空に食べ物を放り投げて、落ちてきたところを口でキャッチしようとしますが全て失敗し、食べ物は床に落ちてしまいます。これを地獄と呼ぶそうです。
そして、天国の人達は、隣の人に食べさせてあげます。そうすることでみんなが食べられる状況になります。
家族だったり、仲間だったり、はたまたまだ見ぬ誰かのために何かをしたい。そしてそうしたことに貪欲になれると、成功した時に本当の幸せが待っているのかもしれません。