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「起業するなら東京」
というイメージが大きかったですが、最近では田舎で起業する人も増えてきています。
ネットで調べてみると、近年田舎で起業する人が多いそうでおすすめしている記事を見つけました。
でも内容には成功例としてのお店が紹介されてなくて、「本当に成功できるの?」という印象を受けました。
というのも、私の実家が電車が1時間に1本しかないくらいの田舎で、人口も少ないし田舎で起業しても成功できるとは思えません。
ただ田舎では大きいライバル企業が少ないので、上手く行けば自分が考えたアイデアで成功できるかもしれません。
資金も少なくても始められるので、田舎で起業するのも悪くないです。
でも、田舎で起業したところで成功できるか不安ですよね。
人口が少ないところで、どうやって売上げを作ればいいのでしょうか…
というわけで、今回は田舎で起業しようと考えている人の為に注意点や成功例をまとめてみました!
この記事には、起業する前に読んでおくべきことを紹介しているので、田舎ビジネスを検討している人は是非最後までチェックしてくださいね。
目次
起業する前に知っておくべき3つの注意
それではまず最初に、田舎で起業したい人の為に注意したいことをお伝えしたいと思います。
もちろん資金があれば、いくらでも起業できるし今すぐにでも可能です。
でも田舎で起業するということは、簡単なようで難しいんです。
ここでは、実際に田舎に住んでいるからこそ伝えられる注意点についてまとめてみました。
失敗しない為にも、是非こちらを参考にしてみてくださいね。
1・飲食店は集客が見込めない
ハッキリ言ってしまうと、田舎は人口も少なく現在ある店で間に合っているのでいくら美味しくて自慢のお店だとしても集客が見込めません。
「宣伝すれば人はくる!」と思うかもしれませんが、田舎の場合はアクセスの便が悪くて車がないと生活できないので多くの層を取り込むことも難しいんです。
中には車を持っていない人もいますからね…どうしても近場で済ませたり外食よりも、自炊派の人が多いです。
そんな中、新規のお店としてスタートして、成功している飲食店もあります。
「地元で頑張ってみたい」と考えている人は、この後紹介している成功例をチェックしてみてくださいね。
2・地域の人達との交流が成功の鍵
起業した時に応援してくれる人たちが身近にいるのって、とても心強いんですよ。
都内にいる時も「人脈」って大事なことだったと思いますが、田舎は更に重要です!
人工の少ない中でやっていくので、その中の人たちに受け入れてもらうことが成功への鍵になってきます。
昔から人脈がものを言う世界でもあり身内を大切にしてくれるので、支援してもらえるようになると精神的にも安心できますよ。
ただし働き方によっては、人脈がなくてもやっていけます。
飲食店、雑貨店、服屋などお客さんがいないと売上げが成り立たない仕事に関しては人脈がないといけないので一緒に協力してもらえるように、地域の人達との交流を深めて仲良くなりましょう!
3・新しいものは受け入れにくい
地域の中での起業は盛り上がりますが、外部から来た人たちに対しては警戒されやすいです。
これは私が経験している話ですが、以前私の家は飲食店を営んでいました。
一度都内へ移って戻ってきたのですが、元々住んでいた地元でさえも戻ってきた時に地域の輪に入っていくのが難しくて受け入れてもらうのに何年もかかりました。
昔住んでいたとしても、何年か経てば人の流れも変わってしまうので「どんな人なんだろう」って交流するまでは気づいてもらえません。
しかも年齢層も高いので、情報がなければ警戒されてしまうのは仕方ないですね。
田舎で人脈がないと起業できない職種であれば、人とコミュニケーションをとれないと本当に難しいです。
それでも、「コミュニケーションとるの苦手だから起業するのは難しいのか…」と諦めないでください!
起業方法はいくらでもあるので、これから田舎で起業して成功した人たちの成功例を紹介していきますね。
田舎で起業した4つの成功例
次にお話していきたいのは、いきなり田舎で起業して失敗する人もいる中できちんと成功している人達についてです。
「人脈が大事」とお伝えしましたが、他にも成功する為に努力していることがたくさんありました!
ここでは、田舎で起業して成功している人達の成功例をまとめたので一緒にチェックしてみましょう。
1・SNSでお店をアピール
【丹波立杭 YAMATOcafe】
JR福知山線「相野駅」より徒歩30分
丹波焼きを器に使用しているスフレパンケーキで有名なカフェ。
毎回その日のランチメニューや、人気メニュー、期間限定メニューなどをインスタで紹介しています。
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【cafe’ NicoNico-do’】
JR常磐線「鹿島駅」より徒歩23分
2017年6月よりリニューアルして、ランチ営業は終了されているそうです。
特にオーダーケーキが人気で、アイシングクッキーやデザインが他のお店とはちょっと違うので私も惹かれました♪
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【空からこんぺいとう】
猪名川町バス「北部2コース東山上」より徒歩6分
蒸しパン中心の古民家カフェ。
インスタタグでもチェックしてみると、インスタ映えとして遠方から来る人も多いようです。
テレビでも紹介されて人気のお店なので、売り切れることも…
田舎で新しく飲食店をオープンするのは難しいと言いましたが、SNSを使って成功いているお店もあります。
どのお店もとっても可愛らしくて、私も見ていて「遠いけど行ってみたいな」と思いました。
こうしてSNSで発信することによって「行ってみたい」という声が増えて、地元の人達にも届いてそこから集客へと繋がってきます。
特に若い人たちの情報源って今ではSNSですからね。
なんたって「インスタ映え」という言葉が、流行語大賞にも選ばれたくらいです。
ちなみにSNSでどんなことを書けばいいのかというと…
・紹介したいもの
・起業した理由
・職場、店紹介
・人を紹介
周囲との差別化を図るために、自分のお店をアピールしてみてください。
自分だったら初めて見るお店に対して、どんなことに興味が湧くのか考えてみると自然と書く内容が思いつきますよ!
田舎でポツンと新しいお店ができたら、SNSやホームページでアピールすることによってチェックする人はいるはずです。
特にSNSは拡散力が高いので、検索されやすいようにたくさんタグを使ってみましょう。
2・オンラインストアで通販している
【Margaret】
ハンドメイドやヴィンテージのアクセサリーを中心とした、雑貨屋。
オンラインでも購入することができますが、「現物が見たい」と実際にお店に向かう人もいるそうです。
【わざわざ】
オンラインストアで大成功しているパンと日用品のお店。
SNSの写真に力を入れていて、専用にカメラを購入したくらいです。どの写真もおしゃれで、確かに見ていて「映える」って思いました。
【オーバッシュクラスト】
徳島市の熊本小麦と自家製酵母ベーカリーのお店。
限定パンを月ごとに販売していて、全国オーダーを受け付けています。
今では、ネット社会になってきているのでオンラインストアも増えています。
田舎で起業してお店をやるならば、店以外での収入として通販を行うことをおすすめします。
ここでもSNSと連動してアピールすることによって、遠くて行けない人達が購入してくれます。
パソコンとインターネット環境さえあれば、どこでも情報発信することができるので全世界に自分のお店を紹介することができますよ。
ちなみにお店の売れ行きが悪くても、オンラインストアからの収益でやっていけることもあります。
地元の人も車がないからネット通販するという人もいるくらいなので、田舎で起業する人はインターネットが使えるようにしておきましょう。
オンラインストアでおすすめはコチラ
- ホームページとしても使える→BASE
- ハンドメイド中心の販売→minne
- イベント参加もできる→Creema(クリーマ)
それぞれ販売する内容によりますが、自分のお店をアピールしたいならBASS。
ハンドメイド作品を販売したいなら、minneがおすすめです。
ちなみにインスタで人気なのはイベント参加もできるCreemaですが、どれも登録が無料なので全部使って自分のお店をアピールする場所に使っても良いと思います。
3・イベント出店した
【花屋ぼたん】
なんとこちらの花屋さんはまだ店舗がありません。
どうやって経営しているかというと、出張販売やイベント出店に参加しているそうです。
お店がなければ開業できないと思ってましたが、こういう方法もあるんです!
【accessories ORSA】
アクセサリー中心にオンラインでも販売しているお店。
こちらもイベント出店メインに活動されています。
【金星ソナタ】
小物に手刺繍していて、こちらも店舗のないお店です。
出店とオンラインストアで販売しています。
出店しているお店は、お店を持っていないところも中にはあるようです。
ハンドメイドで生活できるくらいに売上げがあるなら、田舎に住んで出店とオンラインストアだけでも十分かもしれませんね。
イベント出店は、地方や大きなショッピングモールの中で開催されています。
主催側から声がかかることもありますが、基本的には参加費を払って申し込みます。
やはりSNSで人気のお店が売れているので、頻繁に出店だけすればいいというわけではありません。
人に知ってもらうという部分では、SNSとオンラインストアも一緒に使いこなすことをおすすめします。
田舎で起業すると嬉しい3つのメリット
最後に…
田舎で起業することによって、どんなメリットがあるのかお話しようと思います。
それぞれ3つのメリットをまとめているので、こちらをチェックしてみて起業するか悩んでいるときの参考にしてみてくださいね。
1・費用を抑えられる
田舎で起業すると、何よりも1番良いのが費用を抑えられるということです。
どんなものがあるというと…
- 家賃が安い
- 土地が安い
- 人件費が安い
都内と比べたら、半分以下の資金で起業できることだって可能です。
しかも最近では、地域によって各地で空き家プロジェクトが広まっていて、安価だったり無料で家を借りることができます。
なので空き家をリノベーションしてお店を作ることもできるし、普通に暮らしながらオンラインストアや出店だけで生活するということも可能です♪
2・子育てしやすい
家族がいる人にとっては、田舎で起業することによってとても過ごしやすい環境になると思います。
空気も美味しいし、子育てのために田舎に住む人も増えているくらいです。
そしてママさんには嬉しい保育園問題も、ストレスフリーです。
都内では待機児童が多い中、田舎では人工も少ないので受け入れてもらいやすいんです。
また、満員電車にも縁がないのでベビーカーで肩身の狭い思いをすることもありません。
3・助成金、補助金の支援がある
地方では、空き家プロジェクトがあるように地方創生による助成金や補助金の起業サポートが充実しています。
特に和歌山県では、地元で起業する人を応援する「わかやまで創業」というプロジェクトがあります。
和歌山では、創業をめざす方、創業して間もない方を対象に、県や市町村、支援機関、金融機関、大学が連携して、 「オールわかやま」体制で、創業者や創業に関心のある方を支援します。
(和歌山県ホームページより)
こういった取り組みがあると、起業したい人にとっての後押しにもなりますね。
それぞれの地域によって内容も違うので、自分でやりたいと考えている地域のサイトをチェックしてみましょう。
まとめ
今回は、田舎で起業して成功する為の方法をまとめましたが如何でしたか?
人口が少なく、「新しいものを受け入れてもらうことが難しい」と言われていますが努力次第で何とでもなります。
まずは人脈つくりと、インターネット環境を整えてSNSで拡散してもらうことから始めてみましょう。
いきなりお店を構えるよりも、企業計画している時からコツコツとやるのも良いと思います。
地方によっては、支援があるのでその辺を頼りたい人は和歌山県がおすすめです。
自分が住んでいた地元で企業したい人は、まずは地方サイトでどんな支援があるのかチェックしてみましょう。
田舎暮らしとしても、のんびり過ごしやすい環境なので是非検討してみてくださいね。