スポンサードリンク
今ではパソコン1台あればどこでも仕事が出来るようになり、1つの職場に毎日通勤するのではなく、カフェなどを転々とする新しいスタイルの働き方が生まれました。その姿が遊牧民のようなのでノマドワーカーという名前で呼ばれています。
そんな自由なスタイルで仕事が出来るノマドなんですが、自由に慣れていない私はいつも仕事場所を探しながらウロウロしている毎日。仕事もスーツではなく私服の職場だと毎日悩んでしまうように、仕事場も「毎日どこでしてもいい」と言われてもなかなか決められませんし、結局同じところに入り浸ってしまいます。
また、ノマドワーカーにとって一番重要とも言えるのが集中力ですよね。時間を忘れるくらい集中出来た時と、周りに気が散って捗(はかど)らなかった時とでは作業量も倍以上違ってきますし、そのうえ質も大きく変わってしまいます。なので、いかに集中出来る場所を見つけることが出来るかがとても重要になってきます。
というわけで仕事場所を探し出すわけなんですが、当時の私はカフェに限定して探していました。なぜならばパソコン作業=カフェというイメージがあったし、その他の選択肢を知らなかったからです。しかしせっかく自由に仕事場を選べるのですから、もっと自由に色んなところに行ってみたいですよね。
なので今回はそんな自由な発想で、カフェはもちろん同じようなノマドが集める専用の施設や、ちょっと意外な場所までを9つにまとめてみました。
さらに、毎日通うところなので出費も気になりますよね、それも踏まえて、いくらくらいかかるかの出費と、周りに気が散らずに集中出来るかを5段階で評価しています。
もちろん、ひとつを選ぶ必要はなく、飽きたら次を試してみる。毎日違うところで働いてみる。1時間ごとに場所を変えてみるなど、自由に選ぶことが出来ます。是非参考にしてみてくださいね。それでは紹介していきます。
自宅
- 出費:★☆☆☆☆
- 集中:★★☆☆☆
休日や、寝るまでのちょっとした時間。また雨の日などの外に出られない日や、お店がやっていない夜の時間帯。そしてとにかくお金がなかったり動くのがめんどくさい時など、一番作業時間が多くなるであろう作業場でありながら、それにして一番してはならない作業場所が自宅です。
なぜなら、お分かりの通りとにかく誘惑が多い。疲れたり捗らない時に目の前にゲームや漫画やテレビがあればすぐ脱線してしまうし、ちょっとゴミや汚れが気になってきて掃除を始めちゃったり、なにより一番の敵は寝転がれるベッドがあるということですね。私も「ちょっと休憩」とベッドに寝たら最後、起きるのは5時間後です。。。
なので極力外に出て仕事をすることをオススメしますが、それでもどうしても自宅での作業は必ずあります。なので最低限家でも仕事が出来る環境つくりは必要です。
それにはまず絶対に椅子とデスクは必須です。ご飯食べてるテーブルとかこたつの中じゃ絶対に捗りません。そして出来たら寝室やリビングなどとは別の、作業に必要なもの以外は何もないスペースを作ることで、自宅でくつろぎモードの脳にも「仕事だ」と意識させることが出来そうです。
カフェ
- 出費:★★★☆☆
- 集中:★★★☆☆
家の近くでも出先でもどこにでもあって、気軽に入れるカフェも特にお世話になる場所になりそうです。パソコンを広げることにそこまで違和感はありませんし、コーヒーも飲めるのでいい環境ですよね。
そんなカフェですが、それぞれのカフェごとに個人的な感想をまとめてみました。
スターバックス
長くゆったりと、作業スペースとしても推奨してくれているので気を使わずにパソコンを出して作業出来る人気カフェです。またコーヒーもメニューが多くて楽しいですよね。また、新商品のコーヒーやケーキの試食を持ってきてくれたりすることもあるので、逆に作業しているだけでこんなに持ってきてくれちゃって、なんだか申し訳ない気持ちも湧いてきてしまうほどです。
しかしデメリットとしては、どこも混んでいますね。周りに人がワイワイしている中で気が散ってしまう人は元も子もありませんし、混んでいる店であまり長居も出来ません。
ドトール
個人的に一番の行き付けがここです。お客さんもそこそこだし、なにより安いところですね。ほとんどのカフェがコーヒー1杯500円くらいするなかでドトールは270円とかなりリーズナブル。サンドイッチも安くて美味しいし、毎日行くにはどうしてもドトールがメインになってしまいます。
ルノアール
ルノアールは周りと比べるとそれなりの料金がしてしまうのですが、その変わり電源コンセントが付いている席があるので長居も出来ます。また、周りを見渡してもパソコンを開いている人ばかりなので堂々と作業が出来るのもいいところですね。ちょっとリッチに、快適に仕事をしたい時にはお世話になります。
コメダ珈琲
一般のカフェよりは少しファミレスよりな店内で、席も広くソファーもフカフカ。おしぼりも持ってきてくれてとってもゆったりと過ごせます。また、なによりコメダはモーニングに行くとパンとゆで卵が無料で付いてくるので近くにあれば午前中はコメダがおすすめです。ただ昼食時などは混みあうので時間帯には注意が必要です。
サイゼリア
ファミレスですが、一応カフェレストランと名乗っているようなので入れてみました。一般のカフェと比べたら明るく、席も4人席のテーブルを広く使えるし、飲み物はドリンクバーだから飲み放題。軽食も安くてうまいとメリットしかなく、意外におすすめなスポットです。
しかし昼時や夕方すぎなどの混雑する時間帯にパソコンを出しているとおかしいので、時間帯には気をつけたいです。(店によっては断られるところもあるかも・・・)
マクドナルド
よくノマドの作業場を聞くとマクドナルドという意見が出てきます。確かに安くて長居もしやすいしコンセントがある店もあるので便利ですが、個人的にはまったく落ち着けません。なんか匂いも気になるし、子供も多くて騒がしいところが多いので、「落ち着いて集中出来る」とはまた違った感じがします。
ちなみにカフェではこれらのマナーがあります。
- 物を広げて席を占領しない
- コーヒー1杯で長居しない
- 大きな声で電話をしない
- 混み合っている時間帯には気を使う
特に注文に関しては、1杯のコーヒーで大体2,3時間が一般的な常識のようです。
こうまとめてみるとちょっと厳しく感じてしまいますが、しっかりマナーを守ればとても快適な時間を過ごせると思うので、是非お気に入りの店を見つけるもいいですし、その日の気分に応じて変えてみるのもアリだと思います。
図書館
- 出費:☆☆☆☆☆
- 集中:★★★★☆
無料で静かで場所によってはコンセントも付いている。さらに本に囲まれているので調べ物も気分転換にも最適の、最強の作業場所「図書館」。毎日通っても何時間いても基本的にはOKなので、是非活用したい場所ですね。
場所によって混んでいる場所もありますが、基本私語禁止なので最高に落ち着ける空間です。しかし個人的には静かすぎて逆に眠くなってしまうんですよね。。。なので静かな場所で作業したいという人には特にオススメです。
インターネットカフェ・カラオケ
- 出費:★★★★☆
- 集中:★☆☆☆☆
周りを気にせずに自宅のように自由に働きたい人には特にオススメ。また、自宅に家族がいる場合は家でも落ち着かないと思うのでネットカフェは便利ですよね。
ただ、行ったことがある人なら分かる通り、自宅よりもたくさんの誘惑があります。漫画やゲーム。とにかく一度休憩だと言って読み出したら止まりません。
また金額も結構しますし、狭くてエアコンもガンガンなので、長時間やっていると頭も痛くなるし体も痛いし、あとはネットカフェのパソコンを仕事で使うのはちょっと危険な感じもしますよね。
また、個室といえばカラオケもたまに利用します。特に平日の昼はフリータイムで1,000円ほどの店もあるのでかなり安く、部屋も広いので足も伸ばせますし、たまに歌ってストレス発散出来るし、周りに気を使わず快適です。
・・・と、思っていたのですが、やはりほとんど寝てしまったり、ヒトカラがちょっと楽しくなってしまって、結局歌い続けて時間になることも・・。私だけ?
どちらも気軽に寄れて気も使わずにノビノビ出来るのはいいところですが、やはり誘惑があったり、多少は人の目があった方がちゃんと出来るのかなとも思うので、仕事をする場所として考えたらあまり適しているとはいえません。
コワーキングスペース
- 出費:★★★★☆
- 集中:★★★★☆
東京を中心に、関西でも増えてきているコワーキングスペース。ノマドワーカーのためのスペースとも言えるような快適な設備が揃った作業用スペースです。ノマドカフェも同じような意味ですね。
店のコンセプトによっても大きく違ってきますが、コンセントやフリーのWi-Fiはもちろん、本も置いてあったり、FAXやコピー機の貸出をしているところもあります。
また、同じような人が集まるので交流もありますし友達が出来ることも。またそんな人達を集めて勉強会を開いたり、みんなで遊びにいったりすることもあります。
ノマドワーカーは自由な反面孤独でもあります。しかしそう思っている人は自分以外にもたくさんいるので、こういった場所を活用して仲間作りをしていくことで、新しい情報を得られたり刺激をもらえますので、それが何よりのモチベーションになります。
レンタルオフィス
- 出費:★★★★★
- 集中:★★★★☆
その名の通り、オフィスを月や時間でレンタルすることが出来るサービスも注目を受けています。中にはコワーキングスペースのように電話やFAX、フリーWi-Fiなどの設備が充実していて、かつそんなオフィスを貸しきることが出来るのがレンタルオフィスです。。
カフェなど周りに人がいる場所じゃ集中できないという人にはピッタリですし、ちゃんとした仕事場に出勤することが結局一番気持ちも切り替えられ、非常に効率性が上がると言われています。
色々試したけどどこも捗らないという人で仕事の環境を作りたいけど事務所を借りるほどではない人は是非一度試しに利用してみましょう。安いところであれば1日1,000円ほどで借りられるところもあります。
ローカル電車
- 出費:★☆☆☆☆
- 集中:★★★★★
個人的に一番オススメというか、一番捗るのが電車内。しかし、いくつかのマナーがあるので注意も必要です。特にキーボードを打つ音。エンターキーをスパァーーン!!!と打つ人は気を付けましょう。また、満員電車でパソコンを開くなんて事ももっての他ですよね。
なのでオススメは、他に客がいないようなローカル線です。カタンコトンという音とユラユラ揺られる感じが心地よく、窓を覗きこめば自然で溢れています。また「今日はこの駅でランチにしよう。」と予定を決めると小旅行みたいで楽しいですし、「この駅に着くまでにここまでを仕上げよう」と、時間単位ではなく駅単位でタスクを決めるのもなんだか面白いです。
デメリットを上げるとすると、ローカルすぎると途中でWi-Fiが圏外になります(笑)ある程度はオフラインでも大丈夫っていうような作業なら問題ありませんが。。。
田舎で働く
- 出費:★★★★★
- 集中:★★★★★
いまIT企業のオフィスを田舎に作るというギャップのある働き方が今注目されています。ITというと殺伐とした都会の無機質なビルの一室でスーツに眠眠打破というイメージですが、逆に自然に囲まれたギリギリネットが通ってる山や川の付近にある一軒家をオフィスにしてしまうというアイデアです。
もちろん服装は短パンにTシャツ。作業も室内に限定せずに、庭先の切り株を椅子にして外で仕事をしちゃう。昼は川で魚を釣って食べたり、夜は満天の星空の下でビールを飲んだり。
そんな最高の環境の中で仕事をすればストレスもなくなり、気持ちもスッキリしていいアイデアもたくさん出てきます。空気もキレイなので体調も良くなり頭痛も肩こりもなくなる。その結果もちろん作業効率も良くなります。
また、個人で有名なところだとプロブロガーのイケダハヤトさんも東京から離れて高知県に移住して毎日快適に暮らしています。参考:まだ東京で消耗してるの?
仕事も遊びも楽しく出来そうですよね。
沖縄で島暮らし
- 出費:★★★★☆
- 集中:★★☆☆☆
とにかく日本人は沖縄が好き。山より都会より海が好きなんて人はいっその事沖縄に移住しちゃう手もあります。沖縄は仕事も少なく賃金も低いですが、場所を選ばずに仕事が出来るノマドワーカーなら問題ありませんし、逆に物価が安いので都内にいるよりのびのび暮らせそうです。
そういったことからも今移住するノマドワーカーは増えています。休みの日やちょっと気分転換しに海に行けちゃうのは最高ですね。
ただ、南の島は男の人をダメにすると言いまして、仕事そっちのけで遊んで暮らしだしたら最後。もうパソコンを開くことはないでしょう・・・。
まとめ
人が集中出来る要素は場所以外にもあります。その中でも特に影響するのが「新鮮さ」と「他人」です。
まず新鮮さ。どんなに心地いいところでも毎日同じ場所に何時間もいるとやっぱりどうしてもダレてしまいますし、やっぱり場所が変わると気持ちも切り替わります。
また、自分以外の他人の存在。ひとりで気ままに人間関係を気にせず働けるノマドワーカーですが人はひとりで生きていけません。やはり他人がいることで助けあったり高め合ったり、時にはライバル心を抱いて負けないぞとガンバレたり、「見返してやる」というような怒りさえも日々のモチベーションになります。
せっかくのノマドライフですから、ひとつに決めず時間やその日の気分に合わせて場所を選んだり動き回ってみる。そして出来ればひとりでこもらずに同じような人がいるところに行ってみるともっと作業がはかどりますし楽しいですね。
まとめると、普段はカフェや図書館を転々と、近くにコワーキングスペースがあれば行ってみる。晴れた日には電車に乗って静かで自然がたくさんあるところに旅しながら環境と気分を変えてみる。そして、自宅は快適な作業スペースを作るようにしてみましょう。