100億の借金を負ったマネーの虎「南原竜樹」が復活!その逆転劇と現在までをまとめてみた

マネーの虎では「冷徹な虎」として番組を大いに盛り上げた南原竜樹社長。

しかし番組終了してほどなく、「マネーの虎、買収される」といった見出しがニュースで流れました。

そしてそこには南原竜樹の名前があったのです。

しかし・・・

「年商55億円と紹介され、高級車を乗り回し、番組ではテーブルの上には札束を並べていた超成功者になにがあったんだ!!」

と、そんなことを思う暇もなく今度はまさかの「V字復活」!!

世間を・・・。というか僕を2度驚かせました。

今日はそんな南原社長をまとめてみました。

南原竜樹

【マネーの虎】「川原社長」と「南原社長」のその後 - YouTube

出典:https://www.youtube.com/watch?v=dhDHKUQnTDs

略歴

小さい頃から高級車が好きで、高校生の頃にはその頃の同世代では誰も乗っている人はいなかったというホンダドリームCB750FOUR(通称ナナハン)に乗っていた。

大学生の頃にヨーロッパに旅行に行くと、日本と海外では同じ車がまったく違う値段で売られていることにビジネスチャンスを感じ、24歳の時に自動車輸入事業「オートトレーディングルフトジャパン株式会社」を立ち上げる。

その後は国の動向を察知し正確に先読みをする力と、すぐにアクションを起こせる行動力で次々と成果を出していった。特にフェラーリの輸入数は正規代理店を上回るほどになり、年商55億円にもなる会社へと上り詰めた。その後マネーの虎を始めとするメディアの露出により有名実業家となる。

人柄

マネーの虎では、とにかく感情を出さずに物事をハッキリと言う姿から「冷徹な虎」と言われるようになります。

特にプランの穴をつくのが印象的で、思いつきで考えたような甘いプランには厳しく、優秀な頭のいい志願者や、いくつかすでに事業を始めていて成果を出しているような志願者など、自分に似ている人にはかなりの好感を抱くようです。

しかしその反面、がむしゃらに頑張っている無知な若者の話も真面目に聞き、優しくアドバイスを与える場面も多く、また、どんな印象の悪い志願者でも、どんな変わったプランでも決して偏見を持たずに聞く姿勢があります。

番組では、感覚で生きている川原社長、偏見の多い堀之内社長、熱血漢の岩井社長などとは正反対の性格で、言い合いになったりバトルに発展することもしばしばあった。

 

マネーの虎動画名言・主な伝説

マネーの虎に出演時、特に印象深かった回を紹介します。

カナダブームを起こす店

カナダの時計やカバンに魅入られた男が、その素晴らしさを日本で広めたいと1000万円を希望した。

しかし、それだけカナダに執着しているにも関わらず、お金や時間がなくてカナダには一度も行ったことがないという志願者に南原社長が当時の事を語った。

「当時はまったくお金がないので、資金集めのためにバイトをかけもちした。吉野家で8時間、オートバックスで8時間、ガソリンスタンドで8時間。計24時間。それだけ本気でやればお金は貯まる。また、海外に行く時も、リンゴだけ食べてれば腹持ちもいいしその分お金は浮くんだよね」と指摘し、起業家魂を見せつけた。

中古ゴルフショップをマレーシアで開きたい

マレーシアにはゴルフ場はたくさんあるが、中古が少なく一般人ではなかなか手に入らない。

そして日本では中古が出回りかなり安く買えるところにビジネスチャンスを見つけた志願者は、日本の中古ゴルフクラブをマレーシアで安く販売するプランを思いついた。

カナダの志願者とは違い、一度だけではあるがマレーシアに実際に行ってきた志願者は「マレーシアではジャパンブランドが人気だった」と言い、他の虎達に興味を持たせるが、輸入業を長年していてマレーシアにも詳しい南原社長は「実際は日本の物はかなり少ないんですよ。ちょっと日本の物が目に入っただけで「日本が人気」と決めつけるのはよくない」と、志願者の浅はかなプランを見抜いた。

特に業界やマレーシアの事も詳しく調べずに「マレーシアではゴルフクラブが高いから日本の持っていけば儲かるかも」と、安易な考えの志願者に対して「楽をしすぎ。困難を乗り越えられるような気概のある人に投資がしたい」と幕を閉じた。

ちなみに、この回は他にも見どころがあって、一緒になるといつもぶつかり合いになる川原社長と一番言い合いになっていておもしろい。

自由奔放で、細かいことは抜きにして感覚で物を見る川原社長とは正反対で、よく南原社長には志願者そっちのけでつっかかって行く川原社長と、他の社長には「○○社長」と敬意をもって呼んでいるのに対して川原社長にだけは「ラーメン屋」と見下して呼んでいることから、2人は仲が悪いのではとウワサされる。

フランスロール

南原社長が投資をし、のちに大成功を収めた有名な回。

クールに見える南原社長も若い頃は無知で生意気だったそうで、プランの穴を鋭く突くのが印象深い南原社長も若者には優しく、この回も、料理の味は否定するもその実績と夢に向かって頑張っている姿勢を認め金を出した。

その後着々と成果を出す志願者にも、決して褒めることはなく、天狗にならずに常に上を目指すように教え、最終的にはマネーの虎では過去最速の成功をさせた。

その厳しさから「冷徹な虎」と呼ばれるが、もちろんその厳しさは南原社長なりのやさしさからくるもので、ここまで上り詰めた苦悩を物語っている。

その後は破たんし借金

マネーの虎終了後も大手自動車会社の「MSローバー」の輸入権を獲得するなど、さらに実績を伸ばしていたが、その後MSローバーがまさかの破綻。その影響で100億円の負債を負い全てを失った。

他にもマネーの虎に出ていた社長達の倒産が相次ぎ話題に。仲が悪かった川原社長も経営悪化で借金を負い、なんとその後にマツコDXの番組に2人で出演した。

当時とは全然想像がつかないほど仲良くて(?)笑いました。川原社長はお店の売上悪化で全国にあったなんでんかんでんが次々と閉店し1億円の借金を負いましたが、催眠術師を始めたそうで今後の活躍に期待が高まります。

借金は負いましたけどそのオーラは全く消えておらず、逆に再び挑戦者として0から走り出す想いでイキイキとしていました。

そして現在は・・・!

紆余曲折ありましたが現在では・・・

  • 出版社を始める数々のビジネス書や自伝を出し成功
  • 赤字続きの沖縄レンタカーを買収し、3年で黒字化させるという偉業を遂げる
  • 自ら実験台となって話題を呼んだトレーニングジムLIVITO(リビト)

他にも江戸前寿司、レストランなどの飲食、知多半島の旅館、医療介護、自動車販売などを経営するまでに至り売り上げは来季100億円!

もちろん借金は遅れることなく全額返済。文字通りのV字復活を遂げました。

そしてそんな南原社長なんですが、こんな面白そうなプロジェクトを開始していました。

帰ってきたマネーの虎!?

「これはもう南原は終わりだ」とまで言われた南原社長が復活し、以前よりもさらに大きな額を稼ぎ出しているのは、常に先を読む力とその行動力があったからと言います。

つまりは何度失敗しても、全て失おうとも、その力があれば何度でも復活出来るということですね。

そして、今までの成功や失敗を乗り越え、次に始めたプロジェクトがなんとコレ。「南原ビジネスアカデミー」です。

わかりやすく言うと、南原さんに起業プランのプレゼンが出来ます。そして、見事認められれば南原さんから投資をしてもらえちゃうという、もうそのまんまマネーの虎なんですね。 さらに、今までと違うのは、商材やビデオなどで一からビジネスを学べ、さらに南原社長のアドバイスの元、何度でも再挑戦が出来ます。 確かに、今までマネーの虎に出た志願者はビジネスの基本も知らず、事業計画書すらもろくに書けない人が多く、本当に突然閃いたようなアイデア一つで来た人が多かったと思います。なのでマネー成立しても失敗した人も多くいるんですよね。 そう考えると、勉強しながら、しかも何回も挑戦出来るっていうのは、起業したい人にとってはかなり有利な話ですし、成功率も高まりそうでとってもおもしろそうです。 また川原社長や安田社長など懐かしの社長も参加していて盛り上がっています。

まとめ ~南原さんからマネー成立させる方法

かつての人気番組「マネーの虎」を見た事がある人なら一度は「もし自分が出たら・・・」なんて想像したことがあるんじゃないでしょうか。 僕自身も「もし出たらどんなアイデアを持ってどうプレゼンしようかな」と考えてみたり、また、ずっと見てる側でいたからか「意外におれならいけるんじゃないか」なんて甘い考えを抱いたりしています。(そんな人ほどコテンパンにされる) そんなわけでマネーの虎を見尽くした自称マネ虎マニア(?)の僕が、南原社長が思わずマネーを出すプランを予測してみます。

小さくても実績を上げる

南原社長が他の社長と違うところは、自分の好き嫌いや偏見では一切物を見ないところです。 例えばフランスロールという新感覚クレープの店を出したいという志願者の回でそのクレープを試食した時には 「甘すぎる。おいしくなかった」 と味を批判しながらも、小さい屋台ながら現在地元で行列を作っている事実を認めお金を出しました。 また、元底抜けエアラインの古坂大魔王が、ロンドンでバンドデビューをしたいという回がありました。バンドというよりはクラブ系の和風テクノという明らかに南原社長の好みではないジャンルだったのですが、そのクオリティとポテンシャルを認め一部ですがお金を出しました。(成立にはなりませんでしたが) というのも、社長といえどやはり人間なので、かなり自分自身の好みや主観で物を見る社長が実際は多かったんです。アニメキャラの抱き枕を売る回では「オタクとは組みたくない」と話も聞いて貰えなかったりしましたしね。(売れそうだったのに・・・笑) そういうわけで、もし自分自信で少しでも実績を上げているもの。またはそれが周りで人気だったり認められているものであればどんな偏見のあるプランにでも冷静に売れるのかどうか。そしてその人がやれるのかどうかを判断してもらえます。

プランは未熟でも情熱がある

こんな冷徹で計算高い印象の南原社長ですが、昔は自分も無知で生意気だったと認めていて、純粋に夢を持って頑張っている人を応援する場面も多く見られました。 数々の投資をこのマネーの虎でしてきましたが、マネー成立した人はこの南原社長をプランで落としたのかと言われるとそうではありませんし、完璧なプレゼンをしたからでも、もちろん言葉で言いくるめたからでもありませんでした。 そして逆に言えば、どんな先見性を持ったビジネスアイデアであっても、楽をして努力を惜しむ人に対しては絶対にお金を出しませんでした。 本気で起業したい人。だけどプランの練り方や資金がない人を本当に応援出来るようなおもしろいですね。