隙間産業は最大の武器!!ニッチ市場で成功した6つの具体例

ニッチ市場とも呼ばれますけど、「すでにある業界のスキマ、まだ誰もやっていないモノを探して起業する。」これが隙間産業です。

もしこの隙間産業を見つける事が出来たらどうなるでしょうか。

まず誰もやっていないのだからライバルがいない市場のシェアを独り占め。独占出来ちゃうわけです。これはスゴイことになりますね。

そんな起業家の夢であり、起業するなら取り入れることは必須である隙間産業なのですが、多くの人はこの隙間産業をムシしてただ自分の作りたい店を作ってしまいがちです。

今でも近くにお店が出来て行ってみるとやはり同じような営業時間で同じようなメニューや値段。特に変わったサービスもなく、そして時が経ってやはり閉店。なんだったんだろうと思ってしまいませんか?

隙間産業を見つけるコトは本当に起業として必須です。自分がやろうとしているコトは周りの同業と比べて明らかに違うところはありますか?無ければその業種のスキマを探してみましょう。

今日はそんな隙間産業の6つの見つけ方と、それで成功した具体例を紹介していきます!

1、高いものを安く売る

ここで言いたいのは「安ければ売れる」という意味ではありません。安いものを安く売ろうとしても価格競争で大手には勝てませんね。

大手ではなく個人からやる自分だからこそ出来るコトは「高いものを安く」。500円のものを300円で売るのではなく、3万円のモノを5千円で売れないかを探してみます。

利用したいけど高くてなかなか手を出せないモノってありませんか?高額なもののほとんどは「技術料」だったり、「宣伝費」などの費用がかかり安く出来ないモノです。もしそれを安く出来る方法が見つかれば隙間産業になります。

成功例:オンライン占い

名前や誕生日など情報を入手すると、実際にタロット占いをしてくれ、その結果を教えてくれるサービス。

実際に利用すると高額だし面倒な占いを、ネット上で気軽に、しかも安価で利用できるということで相当儲かってるみたいですね。

2、時間帯の隙間を探す

営業時間の常識を壊すことで隙間産業が見つかるヒントが見えてきます。

例えば一般的に朝利用するようなモノを深夜に提供する。これは他ではやっていないことなので隙間産業になっちゃいますね。

  • ターゲットのリサーチ

仕事帰りに利用したいようなニーズを探し、そしてそんな人がどのくらいいるのか。ビジネスとして成り立つのかをリサーチします。

  • 常識を作り直す

逆に、ターゲットがいなくてもサービスに手を加えて「こうすればこの時間に利用したくなるでしょ」というようなコトを作り出してしまう。

いつも朝やってたけどこれからは夜でしょ!と常識を作り変えてしまえるビジネスアイデアを練ってみましょう。

成功例:セブンイレブン

当時は7時〜11時だった営業時間を24時間営業にし大成功。一般化した今でも一人者であるセブンイレブンが多くのシェアを持っています。

もちろん深夜に利益は上がりませんが「いつ行ってもやってる」というイメージが最強の宣伝効果になりました。

3、徹底したサービスは以外に少ない

隙間産業を探すといっても画期的な誰も思いつかないようなモノを探すだけではありません。

当たり前のことをしっかりとやる。プラスαのちょっとした心遣いをするというような一見あたりまえのようなコトだけでも隙間産業になります。

昔のような「お客様は神様」の時代は終わり今や客と店は対等に近くなってしまいました。どこに行っても店はバイトでまわしていますし、接客に昔のような厳しさはなくなっています。

しかし日本人は外国人が驚くほど接客に厳しいですよね。完璧なサービスや特別扱いが大好きです。

他の店よりちょっと嬉しくなっちゃうようなサービスを探してみましょう。

成功例:塚田農場

市場縮小の続く居酒屋業界で急成長している「塚田農場」

  • こだわりのメニューの説明をスタッフ全員が出来るような研修がある
  • スタンプカードには主任から会長へと来店するたびに出世していくような楽しみを作っている。
  • 帰りにはお土産を持たせてくれる

どれも画期的なアイデアではありませんが、他の店ではここまでしていないことです。

こういったことでリピート率5割という恐ろしい数字を叩き出しているお店です。

4、専門店は隙間産業

一番カンタンな隙間産業は専門店です。百貨店など「なんでも売ってる」が流通すると次に起きる問題が「探しづらい」「これだけを見たい」ですね。

その中の一つに特価し種類と質で勝負することにより、大量生産の大手には出来ない隙間産業となります。

それには完全にターゲットを絞ることが大事です。

成功例:大きいサイズ専門店

たとえば大型アパレルショップは「服が欲しい人」という幅広い人をターゲットにしていますが、「体が大きくて合うサイズが少ないけどオシャレがしたい」とまでターゲットを絞ったXL以上の服専門店は隙間産業として成立していますね。

5、流行りものを売りにしない

起業にブレイクや大当たり、一攫千金を目指してしまう人がいますが、起業の成功は「継続すること」ですよね。

画期的なアイデアや誰も思いつかないようなコトは逆に命取りになってしまうことが多いです。

個人で狙うべきはスモールビジネス。ムリに会社を大きくして利益だけを追うより、確実に誰かに役立てるビジネスを自分の出来る範囲で行えるようなビジネスが息の長いビジネスになります。

失敗例:白いたい焼き屋

昔白い色のたい焼きを屋台で売るビジネスが流行りました。物珍しさもあり資金も比較的少なく始められ、特殊な技術もいらず手軽だというコトで多くの人がこのビジネスに参入しました。

一時は行列が途絶えず、作るだけ売れました。それに味を占め多くのオーナーは従業員を増やし店も増やしました。

しかしブームは去ります。繁盛していた時が夢だったかのように客足は途絶え、日々の人件費と余りすぎて腐っていく在庫。あれだけ儲けた資金も一気に尽き借金。そして破産していきました。

6、悔しい想いをビジネスに

人のためになるビジネスは素晴らしいですが、やはり見ず知らずの人よりは身近な人をターゲットにした方がアイデアも出るしモチベーションも変わってきますね。

そしてなにより気持ちが分かってより身近な人は?そう。自分自身です。

自分自身生きてて辛いこと、悔しいこと、悲しいこと。色々ありますよね。そういった感情を突き詰めていくとビジネスのヒントが見えてきます。

自分自身こう思った。そして同じ想いの人がたくさんいる。だからそれを改善したビジネスを始める。

自分自身のコトですからこだわりも強いし、参入されてもマネ出来ない強いビジネスを作るコトが出来るでしょう。

成功例

OKwave

わからないコトを聞けるQ&Aサイト。

当時Q&Aサイトはいくつもあったが、OKwave社長が質問を投稿した時に「そんなこといちいち質問してくるな」とヒドい中傷を受けた。

それに深く傷付いたが、他の投稿を見ると多くの人も同じように心ない中傷を受けているコトに気付き、ネット初心者でも気軽に安心して聞けるサイトを作れないかとOKwaveを立ち上げました。

書き込みに対してお礼としての「ありがとうポイント」を付けられ、それを貯めると回答者としてのランキングが上がり、また心無い回答には「通報」のボタンを付けることで、数あるQ&Aサイトでの隙間産業となりました。

まとめ

隙間産業というとちょっと難しいことだと感じますけど、実はこんなカンタンなコトだったんですね。

カンタンなコト。ちょっとした一手間でもいいから手を加えてみる。それだけで大きく変わってきます。

また、「モノを売らないフリーマケット」として人気のココナラというサイトがあります。

ココナラ

このサイトは自分の出来る事や思いついたアイデアなど、「知識やスキル」を販売することが出来るので、他にはないような変わったサービスや、隙間産業を狙ったアイデアが満載です。

もちろん利用することも出来るので、是非自分だけの隙間産業を探して見てくださいね!!