起業セミナーに通い続けた僕が起業出来なかった8つのワケ

以前は僕もセミナー常連者になりつつある状態にあったものですからわかるんですけど、今思えば本当にお金と時間のムダだったなと思っています。

しかし、セミナーに行くということはワラをも掴む思いだったんですよね。
起業したいけどなにをすればいいかわからない。セミナーに行けば成功者もいればモチベーション高い有望な起業家仲間もいる。

しかし「行けばきっとどうにかなる」と希望を持って行けども行けども、毎日通っても会員に登録しようとも、僕が起業することはありませんでした。

これを見てるあなたは今こう思っていませんか?

  • セミナーはつまらない
  • セミナーに行かなければ成功出来ない
  • セミナーは投資だ
  • より有名な成功者に近づければ成功出来る
  • セミナーに行っている自分は周りとは違う
  • 起業に有益な人脈が築ける

そして、そう思って行っているにも関わらず、具体的な変化がない自分に腹が立っていませんか?

 

セミナーには何かを求めていきます。それは人それぞれですがほとんどは「起業したいけど何したらいいのかわからない!助けてー(>_<)」ということだと思います。

それでも出来ないのは「自分自身の問題」「セミナー企画側の問題」「その他の問題」と大きく3つの問題に分かれます。

セミナー自体の特質の問題

1、セミナー自体が目的になってしまう

セミナーの利点として、知識が増える事が楽しかったりします。起業のノウハウや裏話を知る度に一歩進んでる、成長しているような気持ちになります。

そして人との出会いもあり、共に起業を目指す仲間が出来たり、アクティブな人から刺激をもらったり、年上の動けてない人を見て少し安心してしまったりもします。

さらに、他の周りの人に「起業セミナーに行ってる」と言えば「スゴイ」と思われたりもしますね。

しかし実の所、セミナーに行ってるだけでは起業は出来ません。この段階では起業が目的でセミナーは手段です。

しかし居心地のいいセミナーに通ってれば大丈夫と抜け出せなくなる「セミナー常連者」という人まで現れてしまうほどです。

しかし一刻も早くセミナーを卒業しなくてはいけないのに9割以上の人がセミナーの常連になる。または行かなくなり起業を諦めてしまいます。

2、集団から飛び出せなくなる心理

日本人は「みんながやってる」に弱い人種です。TVや雑誌で紹介されているものは欲しくなる。最近ではFacebookの「いいね!」がどれだけ付いてるかで信頼性を確かめますね。

周りの大多数を見て行動する日本人にとって、起業セミナーから起業するのはなかなか厳しい環境といえます。なぜなら起業セミナーに来ている人のほとんどは実際に起業しないからです。

周りが動き出さない中で 自分が先陣を切って起業する力があればセミナーには来ていませんね。

周りを気にし、まだ誰も起業しないから自分も様子をみよう。またはまだ起業するには早い。もっと勉強しなくてはと錯覚します。

起業しようとして起業しない人の中に身を置くより、実際に起業した人の中に身を置くほうがよりいいのは明確ですし、それが難しいなら一人でモクモクとやった方がマシでしょう。

自分自身の問題

3、「わかる」と「できる」は違う

ゴルフの上達方法をいくら学んだところでクラブを振ってみなければ始まりません。

それと同じで、いくらビジネスの知識、技術を学び、心構えやモチベーションをアップさせても実際に出来なければ意味がありませんよね。

セミナーでは「わかる」が身につきますが起業には「できる」が必要です。
できるようになるには毎日繰り返してやり続けるしかありませんので、セミナーにいくら通っても出来るようにはなりません。

4、誰かに全てやって貰おうと思っている

起業アイデアは誰かが提案してくれて、それで起業するまでの手順は全て誰かが一つ一つ教えてくれる。

途中で行き詰まったり問題が発生したら解決法も全てサポートしてくれる。

「成功までの道を用意してくれて、あとは僕がそこを歩いてくだけで成功!」

そう思ってませんか?正直僕はそう思っていたので行動が出来ませんでした。そして「起業アイデアの見つけ方」っていうセミナーに行ってアイデアが見つからずイラついていたのは今となっては恥ずかしいですけど、

起業ってめちゃくちゃ地味な作業の連続です。わからないことは全部自分で調べて自分一人で全部やっていく。

そういう道を選んだはずなのに社会人生活が長かったセイか、また誰かに頼ってしまうんですよね。

「誰にも縛られたくないし嫌な上司もいない。

でも全部決めてくれて教えてくれる起業がしたい」なんてワガママな人はフランチャイズというそんなワガママが叶う夢の起業方法もありますが、もしそれでも自分でやるんだというのなら「セミナーで必ずキッカケを掴むんだ!」という心構えは必要です。

主催者側の問題

5、セミナーを開催するのはビジネスだから

その他の情報商材などでも同じ事が言えますが、セミナーを開くのはお金を稼ぐためです。

あなたは起業して成功した後に、見ず知らずの人にコッチの利益はいらないからどうしても成功して欲しいと思いますか?

普通は「起業したいという需要がある。そしてコチラにはそれを供給出来るノウハウがある。これはビジネスとして成り立つ。」という流れで始めるはずです。

ビジネスに大事なことの一つが「リピート」。来続けてもらう事です。

国が薬を”病気を治すものではなく抑える成分”しか認めていないのは病院に通ってもらうためです。
肩コリがたった一回で治ったら全国の整体が潰れます。

もちろんですが、セミナー主催者は素晴らしい人がたくさんいますし、本当にみんなの事を思ってやっている人も多いです。

しかし、起業せずに学び続ける人が多ければ多いほど儲かります。ちょっと言い方が悪いですね。。。でも事実はこういうことです。

6、常識は時に命取りに!?

「借金してでも起業するべきだ!」という人と「起業するなら資本金0の無借金起業がいい!」という人がいます。
「起業には目的・目標が必要だ!」と言いますが、何も考えず始めて成功した人なんて山ほどいます。

また、「ターゲットを絞り、売りの商品を明確に、その土地柄をみて営業時間を決める」というようなマニュアルに従ってたらコンビニはこの世に生まれませんでした。

起業の常識、ノウハウ、イロハは本当に役立つんでしょうか。案外成功は常識の裏側にあるものです。そう考えればセミナーで一般的に言われている「正しい事」を学ぶほど、失敗はしなくとも大成功を失ってしまうようにも感じます。

その他の問題

7、成功者はセミナーに行かない

多くの起業家に会い話を聞いてきました。その中にはセミナーを主催している人がほとんどでしたが、こんな失礼なことを質問しました。

「起業する前にセミナーにはやっぱ通ったんですか?」

そしてその答えに全員が「NO!」と言いました。

セミナーやる側としてはそんな事言っちゃいけないと思うんですけど笑
それでも余裕ある成功者達は正直に言ってくれました。

ミュージシャンもほとんど独学ですね。専門出てる人の方が少ないです。
学校に行かなきゃ起業出来ないっていうのは義務教育で洗脳されているからなんでしょうか。

成功に必要なのは行動力、そして対応力。いくら勉強しても分からないことは無限に出てきます。そんな時に柔軟に対応し咄嗟に判断していく力は勉強では身につきません。

8、わざわざセミナー行かなくても全部本に書いてある

勉強や知識、問題の解決法なら本がたくさん出ています。自分が本を出すことになったら出し惜しみしますか?自分の知ってる全てを駆使して書きますよね。一回数十人相手のセミナーよりそれ以上の見込みがある本の方が情報量が多いです。

そして今はネットでも調べられます。困ったら検索すればなんでも出てくるし、しかも飛ばし読み出来ますし好きな時に見られて便利ですね。無料ですし。

セミナーに行くには会場にまで行かなければいけません。そして本より高いです。

さらに2時間程度の短い時間の最初の30分は自己紹介から始まります。

興味のない話や思ってたのと違う内容だったなんて事もありますし、ホントに知りたい事が聞けなかったり、「最後に質問ありますか?」で手を上げるのも億劫だし、セミナー後に引っ張りだこになってる主催者を捕まえるのも大変です。

さて、これでもセミナーに行きますか?

まとめ

セミナーを有効活用出来ている人に関してはとても素晴らしい有意義なものだと思います。が、僕のようなダメ人間にはまったく活かせる事が出来ませんでした。

セミナーのデメリットは分かった。ではどうすればいいのか?

答えは行動する。

アイデアを探したいなら1日3つはアイデアを必ず見つけ、それを1ヶ月やり続ける。90個もアイデアがあればその中から1つくらい見つかるでしょう。

飲食店をやりたいなら屋台からやる。またはレンタルスペースで週末起業する。実際にやるとセミナーの何倍もの経験値を得られます。百聞は一見にしかずって言いますね。

またこのサイトでも僭越ながら行動のための方法をご紹介させて頂いておりますm(_ _)m

 

お勉強をやめて勇気だして一歩踏み出してしまうと逆に一気に楽になります。そして今より毎日が充実します。
セミナーに頼るのは今日で終わりにしましょう!!